「減配経験なし」銘柄のその後を調査してみた

今回は会社四季報オンラインの記事『「減配経験なし」銘柄の高利回りランキング』を題材に、良さそうな銘柄があるかどうかを調査していきます。

減配経験がないということは、連続増配とはいかないまでも購入時の利回りはキープしているということですので、配当金投資をする上では重要なポイントとなります。

なお、記事中にもあるように、ここでいう「減配経験なし」とは、「2001年3月期以降減配をしていない」という意味になります(それ以前に減配しているかどうかはこの記事では触れていません)。

要するに、厳密には「減配経験なし」ではありませんので、その辺りは差し引いて見ていきましょう。

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記事が書かれたタイミングと現状との比較

ランキングに載っている70銘柄すべてについて比較しようと思っていましたが、力尽きたので20銘柄で妥協しました。

コード 名称 配当利回り
(2016/2/16当時)
配当利回り
(2018/6/10現在)
減配なし
継続?
7615 京都きもの友禅 5.05% 3.22% ×
4705 クリップコーポ 4.90% 4.29% ×
3423 エスイー 4.33% 2.80% ×
3352 バッファロー 4.12% 3.02% ×
7517 黒田電気 4.09% 上場廃止
4972 綜研化学 3.99% 2.15%
6655 東洋電機 3.96% 2.37%
6750 エレコム 3.89% 1.80% ×
8070 東京産業 3.82% 2.89%
9302 三井倉庫HLD 3.82% ×
4762 エックスネット 3.78% 3.06%
8541 愛媛銀行 3.77% 2.35% ×
1936 シーキューブ 3.69%
5951 ダイニチ工業 3.69% 2.71%
8078 阪和興業 3.67% 3.32%
8383 鳥取銀行 3.66% 3.48% ×
5453 東洋鋼鈑 3.61% ×
8349 東北銀行 3.60% 3.58%
3945 スーパーバッグ 3.59% 2.79%
6417 SANKYO 3.58% 3.43%

元ネタの会社四季報オンラインの記事が書かれてから2年以上経った現在と比較してみると、思っていたよりも多くの会社が「減配なし」を維持できていませんでした(つまり、減配していました)。

中には上場廃止になったり無配になったりした企業も見受けられました。

こうしてみると、やはり日本株の場合は「結果的に減配なし」な銘柄はあるにしても、「意識して減配なし、あるいは連続増配」という銘柄は少ないのだなぁという印象を受けます。

業績次第な部分が大きいにしても、配当維持、増配を強く意識している銘柄を選んでいきたいところです。

気になった銘柄

上記の20銘柄以外も含めてざっくり見て回った結果、気になった銘柄が3つありました。

今すぐ買うわけではありませんが、今後の監視対象にしていきたいと思います。

【6454】マックス

マックスはホッチキスやタイムレコーダ等のオフィス機器、エアコンプレッサなどのインダストリアル機器、標準車いすなどのHCR機器の製造販売を主な事業内容としている会社です。

緩やかに成長している企業で配当金も緩やかに増加傾向にあります。

さらっと短信を見てみたところ、新しい配当方針「配当性向40%を下限とし、純資産配当率3.0%を目指します」を掲げていました。

DOEという略称を使っていなかったのでDOE銘柄を探していた時に引っかからなかったようです。

参考:【配当性向 vs DOE】配当金投資に向いている配当政策指標はDOEだと思う理由

6/10現在の配当利回りは3.04%です。

すぐに手を出せるほどの利回りではありませんが、いずれにしてももう少し調べてみたいと思います。

【9960】東テク

東テクは空調機器等の仕入れ・販売・据付工事、工事事業、太陽光発電事業などを行っている会社です。

売上、利益ともに堅調に伸ばしてきており、控えめな配当予想からの増配コンボが印象的です。

6/10現在の配当利回りは1.88%です。

配当金投資として手を出すにはちょっと微妙かなという印象ですが、一応気になったので載せておきます。

最後に

時間を見つけては「よさげな銘柄をリストアップ⇒買い時を待つ」を繰り返していく必要があります。

どこかに「配当金投資向け銘柄リスト」みたいなものがあれば便利なのですが、ポジショントークも混ざるでしょうし、結局は自分で考えて判断しなければなりませんね。

参考1:長らく減配していない「連続非減配銘柄」の探し方

参考2:「減配しない安定した高配当株」という噂の12銘柄をチェックしてみた