インデックス投資の出口戦略を3パターン考えてみた

投資について調べているとよく目にする言葉に「出口戦略」というものがあります。

投資は文字通り何かに対して資金を投じるわけですが、「その資金をいつ引き上げるのか」が出口であり、そのための戦略が出口戦略です。

インデックス投資で言えば、「購入した投資信託やETFなどをどういったタイミングでどのように売却していくのか」が出口戦略に当たります。

絶対に考えておかなければならないものでもないとは思いますが、一度くらいは考えてみた方が良いとも思います。

かくいう私は、株式投資を始めたころは「儲かれば何でもいいや」くらいに考えていて出口戦略の出の字すら意識していませんでした

ですが、さすがにインデックス投資(ロボアドバイザーのウェルスナビを使用)をするにあたって、積み上がっていった資産を最終的にどうしていくべきか考えました。

インデックス投資の出口戦略3パターン

パターン1:目標金額に到達したタイミングで全部現金化

例えば目標資産額を1億円とかに設定していたとしましょう。

そしてコツコツと積み立てながらインデックス投資を続け、ある日ようやく1億円に到達したとします。

このタイミングで全てを現金化すれば、20%ほど税金で持っていかれた上で約8,000万円が手元に残ることになります。

…うーん、これは微妙ですね。

いきなり大金が必要となった時に崩すならまだしも、そうでない時に大量の現金があってもあまり意味がありません。

必要な分は現金化するにしても、すぐに使わない分については運用を続けた方が良さそうです。

メリットがあるとすれば、必ず上昇相場で利益確定ができるということでしょう。

目標金額に到達するということは投資対象の価格が上昇していたことを意味します。

このパターンの出口であれば、「株価急落などで資産が目減りしたタイミングで現金化」というのは避けることができます。

まとめ

【メリット】

  • 上昇相場で利確できる
  • 利確後の資産の目減りは気にせずに済む(現金なので)

【デメリット】

  • すぐに使わない分の現金が寝てしまう
  • お金を使い切ってしまったらどうしよう…という不安が残る(資産額にもよりますが)

私にはデメリットの方が大きいように思えるため、この方法は取りません。

パターン2:少しずつ現金化していく

いけるところまではひたすらインデックス投資を続けつつ、必要になったタイミングで少しずつ現金化していくパターンです。

現金化していない分は引き続き運用していきます。

現金化は手動で行ってもいいですし、購入していたものによっては定期売却サービスが利用できる場合もあります。

参考:SBI証券の投資信託定期売却サービス

インデックス投資をしている方のブログをいくつか読んだ感じでは、このような出口を考えている方が多かったです。

この方法でいけば現金を無駄に寝かせることにはなりません。

また、積み立てていた時のように毎月定額で取り崩していけば、利確時の評価額が平均化できます。

現金化の開始タイミングは?

基本的には定年退職して給与が貰えなくなったときが現金化スタートのタイミングです。

ただ、それまでに現預金がたっぷりあったり、年金等がそれなりに貰えたりするのであれば、当面は取り崩しをスタートしなくても大丈夫です。

まとめ

【メリット】

  • 現金を無駄に寝かせずに済む
  • 利確時の評価額が平均化できる

【デメリット】

  • 年老いても資産運用が続く
  • 下落相場での取り崩しは損した気分になるかもしれない

資産運用といっても今まで積み立てていた部分が取り崩しに変わるくらいです。

下落相場での取り崩しについても、出口付近までインデックス投資を続けてこられた人ならほとんど気にならないと思います。

パターン3:他の資産に切り替えて運用する

株よりも変動の小さい資産に切り替えたり、配当金重視の銘柄購入に切り替えたりといったパターンです。

切り替え先の資産によって目的が異なるので、それぞれで説明していきます。

株よりも変動の小さい資産に切り替え

債券(国債、社債など)あるいは債券関連インデックスとの連動を目指す投資信託やETFに切り替えるパターンです。

株式に比べて利回りは落ちるものの、リスクも低く抑えられるので、少しのリスクで銀行預金よりは大きなリターンを狙うことができます。

…私だったらこの手法は選びません。手間の割に実りが小さそうなので。

配当金重視の銘柄購入に切り替え

インデックス投資を長く続けていたのであれば、資産総額はそれなりに大きくなっているはずです。

その資産を高配当銘柄の個別株購入に切り替えることで、毎年安定した配当収入を得ようというパターンです。

例えば資産が1億円になっていたとして、年利3%で運用できれば「毎年300万円の配当金を受け取る&使う」という生活ができます。

株価が下落しても保有株数は変わりませんから、倒産や減配がない限りは配当金に影響はありません。

まとめ

【メリット】

  • 全部現金化するよりも資産が長持ちする可能性が高い

【デメリット】

  • 年老いても資産運用が続く
  • いったん利確することになるので税金がかかる

私はこうするつもり

私は今のところ 配当金投資:インデックス投資=2:1 くらいの比率で運用しています。

将来的にはインデックス投資の部分も配当金投資に回せたらなぁと考えているので、今回でいうところのパターン2とパターン3を組み合わせたような出口を思い描いています。

インデックス投資の部分を(一気にではなく)徐々に配当金投資に回していくイメージです。

本当は最初から配当金投資に全力で行きたいところなのですが、種銭の規模がまだまだ小さいため、資産総額をまず伸ばすためにインデックス投資も絡めているというわけです。

だったら最初からインデックス投資を全力で行い、後から配当金投資に切り替えればいいのでは…と思われるかもしれません。

しかし、

  • キャッシュフローが欲しい
  • 売買もしたい

といった理由があるため、最初から配当金投資の比率は高くなっています。

参考:今さら分かった配当金重視の理由…欲しいのは資産じゃなくてキャッシュフロー 

このように自分にしっくりとくる投資法や出口戦略でないと、途中で歯車がかみ合わなくなり失敗してしまう可能性が高まります。

「絶対にこうすべき!」といった出口戦略はありませんので、自分が納得できる出口戦略を考えて、それに向かってがんばっていきましょう!

参考:インデックス投資の始め方(色々と考えるのが面倒な人向け)