普段はSBI証券を利用して株式投資をしている私ですが、「手数料などの条件次第ではメリットがありそう!」と感じたのでOne Tap BUY(ワンタップバイ)を使い始めてみました。
【ワンタップバイ】有名企業の株が千円から売買できる証券取引サービス。アプリ・PCから売買可能
ですが当然、自分のお金を動かすことになるわけですから事前に色々と調べました。
- ワンタップバイは安全なのか
- 手数料は他のネット証券と比べてどうなのか
- 買うならどういった銘柄がいいのか …等々
その結果、自分の中で納得のいく利用方法が見つかりました。
そして実際に株の売買もしてみました。
そこで、これまでに感じたメリット・デメリットなどについてまとめておこうと思います。
関連記事も記事の最後にまとめてあります。
ワンタップバイは安全?信用できる?
儲かるのか、お得なのかを検討する以前に、ワンタップバイというサービスが安心して利用できるものかどうかを確認しました。
結論から言うと、ワンタップバイは安心して利用できるサービスと言えます。
- ワンタップバイは2016年6月から正式提供が開始されている
- 金融商品取引業者 登録済み(第2883号)
- 日本証券業協会に加入
- ソフトバンクやヤフーから資金調達
もう2年以上運営されているサービスなのですね。
開設口座数は2017年9月末の段階で約32000口座にまでなっています。
運営歴や規模感からしても、十分に信頼できるサービスと言ってよいでしょう。
万が一、運営会社(株式会社One Tap BUY)が経営破綻した場合でも、一般的な金融機関と同様、顧客一人当たり一千万円までは資産が保護されます。
ワンタップバイのメリット
投資額が少なくても始められる
1000円から投資が可能。ワンタップバイの一番の魅力はなんと言ってもこれでしょう。
売買手数料は株価に含まれた形での取引となるので、本当にピッタリ1000円で株を買うことができます。
普通に株を買おうとしたら1単元数十万円、安くても数万円はします。
それを1000円から買えるというのはとても大きなメリットです。
何かと「分かりやすい」
ワンタップバイはアプリの操作方法や損益など、何かと分かりやすい設計になっています。
例えば株を買う際は、銘柄をタップすると株価が表示され、いくら分購入するかを決めたら数タップで購入完了までいけます。
また、含み損益についても、売却時の手数料を加味した上で表示されているので、売却したときに実現する損益額が分かるようになっています。
一般的なネット証券に慣れていると違和感がありますが、そうでない人にとってはこの方が分かりやすいかもしれません。
スマホアプリでサクサク取引
一般的なネット証券でもスマホアプリが出ているものはありますが、ものによっては使いづらいという声もチラホラ…。
その点、ワンタップバイは最初からスマホでの取引を前提として作られているため、スマホで快適に株取引ができます(PCでも取引は可能)。
銘柄選びが簡単
ワンタップバイで購入できる銘柄は有名企業に限られており、以下の80銘柄のみが取り扱われています。
- 日本株:36銘柄+ETF3銘柄
- 任天堂、トヨタ自動車、資生堂など
- 米国株:38銘柄+ETF3銘柄
- フェイスブック、コカ・コーラ、アップルなど
日本株の銘柄は3000を超えていて、そこから投資する株を選ぼうとするとかなり大変です。
しかし、ワンタップバイでは銘柄数が絞り込まれているため、銘柄選びの負担を大幅に軽減してくれています。
普通だと買いづらい日本株にも手を出せる
例えば任天堂は普通に買おうとすると300万円以上の資金が必要となります。
しかし、ワンタップバイを利用すれば「任天堂の株を1000円分だけ買う」といったことができます。
任天堂に限らず、最低購入代金が高くて見送っていた銘柄がある方にとっては、これも大きなメリットと言えるでしょう。
積立機能がある
ワンタップバイにも、毎月淡々と自動で株を購入してくれる積立機能「積み株」が用意されています。
最初に設定をしておけば、日々の値動きを気にしたり自分で忘れずに売買したりすることなく、長期・分散・積立という資産運用の王道を歩むことができます。
積み立てに適したETFの取り扱いがあるのも嬉しいポイントです。
うまく利用すれば手数料が安い
手軽な分、一般的な証券会社と比べて手数料は割高なのかな…と思っていましたが、よくよく調べてみると使い方しだいではむしろ手数料が安いことが分かりました(特に米国株)。
毎月の売買代金が20万円前後のゾーン以外、つまり毎月数万円まで、あるいは毎月数十万円以上の売買をするならワンタップバイを利用した方がお得になる可能性が高いです。
ワンタップバイのデメリット
買える銘柄が少ない
メリットのところで「銘柄選びが簡単」と書きましたが、もっと多くの銘柄を売買したいという方にとっては、取り扱い銘柄数が少ない点はデメリットになります。
ここは人によってメリットになったりデメリットになったりする部分です。
株式投資に慣れている人からすると機能が少ない
株式投資経験者からすると、株価チャートが見られなかったり、この値段で売買したい…という指値注文ができなかったりと不便な部分もあります。
シンプルゆえに仕方のない部分なのかもしれません。
日本株・米国株のポートフォリオを合算できない
ワンタップバイのアプリは用途ごとに分かれており、日本株と米国株、そして積み株の3種類が用意されています。
1つだけを使う分にはいいのでしょうけれど、日本株と米国株の両方を売買している時は、これらの両方を合算して見られないのは少し不便です。
↑のような感じで、それぞれのアプリで別々に確認するしかなさそうです。
ワンタップバイは株式投資の第一歩にちょうどいい
メリットとデメリットを総合して考えると、ワンタップバイは株式投資の第一歩にちょうど良さそうです。
特に重要なポイントとしては、
- 事前学習や操作の手間が少ない
- 分かりやすい
- 小額から始められる(大損しづらい)
辺りが挙げられます。
少ない投資額から始められるので、仮に損失が出たとしても小額です。
株式投資に慣れていないうちはどうしても「含み損に耐え切れず損切…」といったことをしがちです(狼狽売り)。
いきなり大金を投じずとも株式投資ができるため、経験を積みながらメンタルも徐々に株式投資に慣らしていく余裕があります。
株式投資に慣れてきたら、他のネット証券で口座開設をしてみても良いですし、手数料が有利なゾーンでワンタップバイを使い続けるのも良いです。
ちなみに…ワンタップバイって儲かるの?
ワンタップバイは仕組みが独特なだけで、本質的には一般的な株式投資と同じです。
ですので、上手くやれば儲かりますし、下手をすると損します。
「ワンタップバイを使ったから儲かる・儲からない」みたいな思考は早めに捨て去りましょう。
ワンタップバイの関連記事まとめ
ワンタップバイを始めようと思ったら、まずは口座開設をする必要があります。
口座開設は以下のリンクからできますが、手順に自信がない方は参考記事をご覧ください。
参考:One Tap BUY(ワンタップバイ)の口座開設方法。必要なのはマイナンバーと身分証
ワンタップバイの口座開設後の具体的な売買方法や手数料などについて書いた記事は以下の通りです。
記事 | 内容 |
---|---|
入金から株式買付けまでの流れ | ワンタップバイ口座への入金方法と株の買い方を具体的に解説しています。 |
アプリは4種類。PC版サイトも有り | ワンタップバイにはアプリが4種類あります。また、PC用の売買等ができるサイトも用意されています。 |
手数料と定額プランについて | ぜひとも知っておきたいワンタップバイの手数料について解説しています。どういった時に他の証券会社よりお得なのかも記載しています。 |
取り扱い銘柄と配当利回り | ワンタップバイで売買可能な銘柄と配当利回り等を一覧でまとめています。 |
買いたい銘柄とおすすめの投資法 | 私がワンタップバイで買うならこの銘柄!と思ったものを紹介しています。 |