株主手帳(2018年9月号)の感想:高配当利回り銘柄についての情報あり。相場の見通しは話半分で

株主手帳の最新号(2018年9月号)を読みました。

目次はこんな感じです↓

「大化け期待大!?」みたいな煽り気味の見出しが出てきたのが意外でしたが、先月号よりは興味のある記事が多かったです。

特に気になった部分だけ触れていきます。

Fujisanで定期購読をすると、1年分の料金で13冊読める上に、紙版とデジタル版の両方で読むことができます(発売日より前に届きます)。

高配当利回りの厳選4銘柄

高配当利回りの厳選4銘柄として、以下の4銘柄がピックアップされていました。

  • 【8628】松井証券
  • 【9308】乾汽船
  • 【6927】ヘリオス テクノ ホールディング
  • 【3286】トラストホールディングス

【8628】松井証券

高配当銘柄の代表格として紹介されていました。

松井証券に限らず、証券会社は全体的に高配当利回りですよね。

その中でも松井証券は、配当政策の基本方針を以下のように設定しています。

  • 配当性向:60%以上100%以下
  • 純資産配当率(DOE):8%以上

DOEを用いているのは個人的には好感が持てます。

参考:配当金投資に向いている配当政策指標はDOEだと思う理由

しかし、現状は創業100周年記念配当の実施を発表したことにより利回りが一時的に高騰、かつ株価もある程度は上昇してしまっている状態です。

権利日に向けてある程度は上昇していくのかもしれませんが、権利落ち日の少し前辺りから下落して権利落ちで急落…な未来が浮かぶので、ちょっと今は手を出せません。

ただ、証券会社の株も少しくらいは持っておいていいかなという思いもあるため、松井証券はぼんやりと候補に入れておきたいと思います。

【9308】乾汽船

乾汽船は海運・倉庫・不動産の3事業を柱として事業展開している企業です。

記事の中では配当予想46円と書かれていましたが、現状はというと、つい先日の1Q決算発表時に下方修正されて32円になっていました。

高配当利回り銘柄を調べているとちょくちょく名前の出てくる乾汽船ですが、個人的にはけっこう癖が強いような気がして敬遠気味です。

【6927】ヘリオス テクノ ホールディング

この会社はプロジェクター用照明・精密印刷装置・技術者派遣の3本柱で事業展開しています。

  • 業績予想は悪くない
  • 6期連続増配の実績を持つ

といった理由から注目されたようです。

8/16現在の配当利回りは4.2%前後と高い水準にあります。

業績が大型案件によってぶれやすいようで、将来を予想するのが比較的難しそうな印象を受けました。

しかし配当利回りは魅力的ですので、もう少し詳しく調べてみたいと思います。

【3286】トラストホールディングス

トラストホールディングスは駐車場開発を中心に不動産事業やアミューズメント事業などを多角展開している企業です。

予想配当利回りは4%を超えていますが、あまり興味を引かれませんでした…。

今月の相場見通し

16名の専門家(※)が、今月の相場見通しについて400文字程度で意見を述べています。

証券会社や投資セミナーを行っている会社、投資情報サイトの運営会社などの代表

「難しい展開が続くので注視していきましょう」みたいな役に立たない意見もあれば、具体的な銘柄に触れた攻めの発言をしているものもあります。

ポジショントークも混じっているとは思いますが、もしかしたら参考になる部分があるかもしれません。

主な掲載銘柄

今月号の主な掲載銘柄はこちら。

私が保有・監視している銘柄については特に触れられていませんでしたが、保有銘柄についての記事が少しでもあると楽しくなります。

最後に

実は先月号を読んだ際に、「あまり面白くなかったし定期購読はやめようかな…」と思っていました。

ですが今月号は記事に出来そうなくらいには興味が持てる内容があってよかったです。

というわけで購読を継続します。
1つでも刺激を得られる内容があれば御の字という気持ちで購読しています。

Fujisanで定期購読をすると、1年分の料金で13冊読める上に、紙版とデジタル版の両方で読むことができます(発売日より前に届きます)。

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