配当利回りが高めの銘柄は株主優待の無いケースが多い印象ですが、このKDDIは株主優待も付いています。
株主優待による利回り押上げ効果は保有株数が多くなるほど薄まってしまうものの、逆に言えば保有株数が少ないうちは効果絶大です。
そのため私は少数保有で利回りを高めていきます。
業績・年間配当・配当性向の推移
期 | 売上高 (億円) |
営業利益 (億円) |
年間配当 (円/株) |
配当性向 |
---|---|---|---|---|
’10/3 | 34,421 | 4,228 | 21.7 | 25.1% |
’11/3 | 34,345 | 4,406 | 23.3 | 22.7% |
’12/3 | 35,720 | 4,511 | 26.7 | 26.7% |
’13/3 | 36,622 | 5,144 | 30 | 26.9% |
’14/3 | 43,336 | 6,628 | 43.3 | 26.7% |
’15/3 | 42,700 | 6,657 | 56.7 | 31.6% |
’16/3 | 44,661 | 8,325 | 70 | 32.9% |
’17/3 | 47,482 | 9,129 | 85 | 38.3% |
’18/3 | 50,419 | 9,627 | 90 | 38.2% |
’19/3 | 50,803 | 10,137 | 105 | 40.5% |
’20/3 (予) |
52,000 | 10,200 | 110 | 41.7% |
- 年間配当は株式分割を考慮した数字です。
- ’16/3以前の配当性向はIR BANKの数字を使用しています。
直近10年で増収増益、加えて増配&配当性向アップを繰り返してきています。
配当方針には「配当性向40%超」を掲げており、持続的な増配を目指すとも書かれています(昨年は配当性向35%超と書かれていましたが、40%超になっていました)。
携帯や光回線といった通信事業の安定性は高く、配当狙いで投資するには持ってこいの銘柄と言えます。
配当と株主優待について
配当の権利日と支払日
KDDIの権利確定日は3月末と9月末の年2回です。
目先では、
- 2019年9月26日
- 2020年3月26日
が権利付最終日(その日に株を持っていれば権利が貰える日)となっています。
配当金の支払日は中間配当が12月上旬頃、期末配当が6月下旬頃です。
2018年9月に権利確定した分は、2018年12月3日に入金されました。
株主優待
KDDIの株主優待は以下のようになっています。
「au WALLET Market商品カタログギフト」
保有株数 | 保有期間5年未満 | 保有期間5年以上 |
---|---|---|
100株以上 | 3,000円 | 5,000円 |
1,000株以上 | 5,000円 | 10,000円 |
カタログギフトに掲載されているラインナップは食品が中心です。
100株持っているだけで3,000円分のカタログギフトが貰えるので、よほどのことがない限りは100株はキープするつもりです。
株主優待を加味した利回り
株主優待を加味した場合の利回りを計算してみました。
計算の前提条件は以下の通りです。
- 配当金額は110円(2020年3月期の予想値)
- 株価は2,700円(2019年5月のだいたいの株価)
保有株数 | 利回り (配当のみ) |
利回り (配当+優待) 保有期間5年未満 |
利回り (配当+優待) 保有期間5年以上 |
---|---|---|---|
100 | 4.1% | 5.19% | 5.93% |
200 | 4.63% | 5.00% | |
300 | 4.44% | 4.69% | |
400 | 4.35% | 4.54% | |
500 | 4.30% | 4.44% | |
600 | 4.26% | 4.38% | |
700 | 4.23% | 4.34% | |
800 | 4.21% | 4.31% | |
900 | 4.20% | 4.28% | |
1,000 | 4.26% | 4.40% |
株価下落によって配当金だけの利回りも4%を超えてきましたが、優待を加味するとさらに高利回りとなります。
100株だけ保有している場合は利回りがなんと5%を超えます(5年以上保有している場合は6%に届きそう)。
優待の分は再投資に回せるわけではないものの、お得感はすごいですね。
売買の履歴
約定日 | 売買 | 約定単価 | 保有株数 |
---|---|---|---|
18/05/01 | 買 | 2,919円 | 200 |
18/06/12 | 売 | 3,023円 | 100 |
他に欲しい銘柄が増えてきたので、利益が出ていたこともあり、優待を加味した利回りが最大化できる100株だけ残して売却しました。
コメント
KDDIの株価下降を見ていると、楽天の携帯参入が影響しているように思います。
アリオモールの店をのぞくと客が大手携帯キャリアより楽天のほうが客が入っているのを19年3月31日にアリオに行った時に見かけました。、
KDDIは底値でありますが、損切してでも楽天の変えようか迷っています。5Gが取りざたれていますがまだ個人的には使用するには5年先ではと思います。楽天は4Gの携帯をシステムの変更により5Gの通信が可能だと述べています。
どうでしょう。
コメントありがとうございます。
まず、名前欄にメールアドレスが入っていたコメントについては私の判断で削除させていただきました。
さて、KDDIと楽天、どちらを選ぶべきかですが、これはやはりご自身で判断されるほかないでしょう。
投資額がそれなりならば、どちらかだけを選ぶのではなく両方を保有するという選択肢もあるとは思います。
あるいは必ずしも通信銘柄にこだわる必要がないのかもしれません。
ちなみに私自身は過去の投稿を見ても分かるように楽天0株、KDDI100株を保有しています。