【大損失】ウェルスナビに800万円突っ込んで大損こいた話とその対策

※ウェルスナビは悪くありません。悪いのは私の投資センスです…。

私はこのブログを始める前…2018年の1月終わりごろにウェルスナビ(WealthNavi)を始めていました。

そしていきなり大金を突っ込んだあげく、直後に株価が急落。なんとも模範的なヘタクソ運用をしてしまったわけです。

しかし考えた結果、損切りして再出発することにしました(これ自体、微妙な選択でしたが…)。

ウェルスナビや株式投資に限らず、これから投資を始めようと考えている方はこうならないようにして下さいね。

ウェルスナビ開始から現在までの経緯

2018年1月、ウェルスナビを始める

記録を見るに、1月26日に最初の購入が行われていました。

その後すぐに資金を追加し、1月末の段階で計800万円で運用をスタートしています。

そのころはプチバブルみたいな相場になっていて、こりゃ早く買わねば・・・!みたいな思考になっていました。

しかし、NYダウのチャートと見比べてみると、なんとてっぺんで購入していますね。ある意味すごい。

この時点で投資には向いてない感が満載です。

私はウェルスナビをリスク許容度5/5で運用しており、米国株との相関がそこそこあるためNYダウのチャートと比較しながら話を進めていきます。

株価急落!!

上のグラフでも分かるように、運用スタートしてから数日後の2月上旬に米国株が急落しました。

当然ながら日本株も下落し、運用開始早々に含み損を抱えることになります。

入金総額800万円に対して約55万円の含み損です。

そして損切へ

こういう時はしばらく下がり続けるので、さすがに資金をいったん回収した方が良いだろうと思い、ちょっと反発したタイミングで出金の申請をしました

客観的には狼狽売りとも言えます

しかし、普通の株みたいに好きなタイミングでサクッと売却&出金できるわけではありません。

結果、申請から数日のタイムラグがあり、米国株に関しては直近の底値で損切りという形になりました。

後からだと何とでも言えますが、それにしても下手な売買だったと思います。

ちなみに回収した金額は元手800万円のうちの500万円です。

下げ止まった感があったので再び資金投入

これで諦めるつもりはなかったので、だいぶ落ち着いてきたかなーと感じた4月9日ごろに100万円を入金しました。


NYダウと見比べると底値で損切をしたような形になっていますが、ウェルスナビ上では-6.86%のタイミングで資金を回収して、-8.17%の時に100万円を入金しているので、若干ですが利益を出せているというか損失を軽減できているというか、そんな感じにはなっています。

入金前の損益率-8.17%は、損益(-216,999) ÷ 入金前の入金総額(2,657,454)で計算しました。

結局、いくら損したの?

  • 売却した日にあった含み損が549,089円
  • 元手800万円のうち500万円(8分の5)を出金

というわけで、343,180円の損失を確定させたことになります(549,089 × 5 ÷ 8)。

タイトルで「大損」と言った割には…な金額にも見えますが、それなりに痛いです。

(追記)

ウェルスナビの電子交付ページから正確な損失額が確認できました。正確には366,702円の損失でした。

先ほど計算したものより若干多かったです。

現状はどうなっている?

9月20日時点

ようやく含み損が解消されて含み益となりました。

どん底の時から見れば13%以上伸びている計算になります。

出だしでつまづいたとしても、しっかり握りしめていれば(あるいは完全に忘れていれば)いつの間にか回復してくれるというのは頼もしい限りです。

ちなみに、後述していますが自動積立を始めたので入金総額が伸びています。

12月22日時点

世界的な株価下落に伴い含み益は綺麗にどこかへいってしまい、マイナス12%くらいにまで落ちてしまいました。円高に走ったのも影響していますね。

ドル建てだとマイナス15%にまで落ちています。

しかも、これからしばらく(数ヵ月?数年?)は下落トレンドが続きそうな雰囲気です。

でも逆に言えば今から始める人は既に私より10%以上有利なわけですね。うらやましい。

反省点と対策

最初に資金を入れ過ぎ

そもそもこれが良くなかったです。

このころは配当金狙いで株式投資を頑張るつもりはなかったですし、他に予定している投資先もなかったのでごっそり突っ込んでしまっていました。

最初の方にも書きましたが、こりゃ早く買わねば・・・!という気持ちを抑えられなかったのです。

例えば毎月○万円…みたいな形でやっていれば、このような結果にはならなかったでしょう。

こういうミスをしないようにと、あちこちでドルコスト平均法の話がされています。

ドルコスト平均法は積立投資の一手法です。

1つの金融商品に対して、定期的に、一定額を投資していきます。

購入金額を常に一定にしておくことで、商品価格が上がっている時は購入口数が少なくなり、逆に商品価格が下がっている時は購入口数が多くなります。

これにより、安値で大量に買い込むことができない反面、高値掴みを回避することができます。

インデックス投資に関する言葉の意味まとめ より

しかし私は、このときはまだドルコスト平均法を実践できていませんでした。

早く入金しないともっと上がっていってしまう…!と思っていたのでしょう。よくある失敗パターンの1つだと思います。

「最初に資金を入れ過ぎ」への対策は簡単で、「最初に資金を入れ過ぎない」ことです。

まとまった資金が手元にある場合でも、半年~1年以上はかけて投資した方が無難でしょう。

「今が最安値!」という自信があるなら最初に全力投入してもいいですが、その場合は私と同じようなパターンになる可能性があることをお忘れなく。

損切りする必要はあったのか

損切りせずにホールドし続ける、あるいは追加用の資金はあったのでそれを使ってナンピンするという選択肢もありました。

先ほど書いたように、このときは他に投資したい先があったわけでもないので損切りする必要は無かったと言えます。

しかし、運用開始直後に数十万円の含み損を食らうとビビります

「長期投資だから一時的な下落は気にしないでいい」と頭では分かっていたつもりでもビビります

そして将来を悲観します。

  • この含み損が解消するのはいつになるのだろうか
  • まだまだ含み損が膨らむんじゃなかろうか
  • それでも手数料だけは取られていくんでしょ…

で、損切り(資金を回収)しちゃうわけですよ。

アホですね。

最初に突っ込んだ資金が大きすぎました。

最終的に大金を運用する場合でも、徐々に運用額を増やして感覚を麻痺させていった方が良いです。

対策としてはやはり、最初に大金を入れ過ぎないということが1点。

そしてもう一つは、後述する定期積立(自動積立)を利用することです。

なんで定期積立をしていないんだっけ?

定期積立ってつまらないじゃないですか。

毎月一定額の資金を注入していくだけで、自分の判断が入り込む余地がない(それが定期積立の良さの1つです)。

やっぱり自分の判断で勝利(収益)をつかみ取りたい、そんな気持ちが心の奥底にあったのでしょう。

30万円超の損失を出した今も、定期積立には抵抗がありました。つまらないから。

でもおそらく、好き勝手に投資するよりもウェルスナビに定期でお金を入れていった方がパフォーマンスは良いです。

落ち着いたタイミングでリスク許容度を変更

株価の急落で狼狽えてしまったということは、現在のリスク許容度の設定が自分に合っていない可能性があります。

値動きが落ち着いてきたタイミングでリスク許容度を低いものに変更すれば、今後急落した際の変動幅は小さくなるはずです。

資金量の調節とともに、リスク許容度の変更も対策として検討する価値があります。

ウェルスナビは続けます

配当金狙い株式投資のリスクヘッジとしてウェルスナビは続けます

元手ベースで800万円から400万円までポジションを減らした(800万ー500万+100万)ので、次に暴落が来ても耐えられるはずです。

今はもう現物株の方がポジションが大きいですし。

(追記)

定期積立をしないつもりでいましたが、ウェルスナビのパフォーマンスを改めて検証した結果、やっぱり積み立てるか…という方向に気持ちが揺らぎ、結局積立をスタートしました。

その後は緩やかにですが含み損が減少傾向にあります。精神的にもいい感じです。

(追追記)

11月に、他のインデックス投資の方法も試してみたくなり、そちらに200万円ほど資金を動かしました。

また、比較のために積立はストップしています。

(追追追記)

2019年7月にウェルスナビはやめてしまいました。

詳細はこちら⇒ウェルスナビ、やめました。

同じような過ちは犯さないように…

堅実に稼ぎたかったら最初から資金をたっぷりつぎ込むのはNGです。

どんなにアゲアゲな相場だと思っても、全力でアクセルを踏み込んだら崖から落っこちます。

ここまで読んできた方ならそれはよく分かるかと思います。

そして定期積立(自動積立)ですね。

定期積立をしていればドルコスト平均法によるメリット(購入価格の平均化、高値掴みの回避)が享受できます。

さらに、投資金額が徐々に増えていくので、感覚もいい感じに麻痺してくれます。今思うとこっちの方がメリットが大きそうです。

最初から大金を突っ込むと相場が下落した際の精神的ダメージが想像以上に大きいのですが、徐々に投資金額を増やしていっていればその精神的ダメージが和らぐからです。

「私は大丈夫」と思っていても、大金の運用に慣れていないタイミングでの暴落はめちゃくちゃ効きます。こうかばつぐんつうこんのいちげきです。

そして狼狽売りによる損失へとつながります(私みたいに)。

でも、定期積立で徐々に投資金額を増やしていけば常に見慣れた数字を見ている状態をキープできます。

投資金額が大きくなるころには分配金の利益や含み益が出ているでしょうし、ちょっとやそっとの下落ではびくともしない環境・メンタルが出来上がっていることでしょう。

一方で、「それでもオレは自分で判断して売買したいんだ…己の力で稼ぎたいんだ…!」という方もいますよね。

それはそれでいいと思います。私も懲りずにまたそっちの道を歩んでいます。

自分で考えて時間もかけて、利益を勝ち取ってやろうではありませんか。

考えるのも嫌だし投資に時間をかけるのも嫌なら、やっぱりウェルスナビ辺りで定期積立しておくのが堅実だと思います。

何よりです。簡単です。

参考1:簡単に投資をしたいならウェルスナビで定期積立が良さげ

参考2:ウェルスナビを始めるべきか悩んでいる人に伝えたい8つのポイント

ウェルスナビ(無料で最適な運用プランを診断できます)

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コメント

  1. 匿名 より:

    バカだろ!

  2. GTL より:

    最近、ウェルスナビを始めました!
    色々とネットを見てると、今はVTIが高く、始めるタイミングが遅かったなぁ。と思ってしまうけど、20年後を信じてみます。
    お互い頑張りましょう!!

    • ぽてっと より:

      コメントありがとうございます。
      数年前から始められていたら…と思うことはたびたびありますが、そんなことを言っても仕方がありませんからね。
      地道に行きましょう!

  3. 通りすがりの より:

    こういうのは長期で考えるものだろ。
    ETF中心の投資で損切りってバカだろ。
    まぉ、ETF中心の投資でウェルスナビ 利用する必要性があるか微妙だけど。

    日本人の個人投資家の80%が損しているのは含み損になったらすぐ狼狽して売るから。
    それと基本、買い時は難しいんだから個人投資家は積立が投資が鉄則。
    ウェルスナビが悪いもクソもETF買ってるだけの投資なんだから長期で考えれば損する可能性は低い。
    今までリーマンショックがあろうがドットコムバブルがあろうが20年30年のスパンではプラスになる。
    今後も何十年の間には暴落し大幅な損を受ける事もあるだろうがダウもS&P500も高値を更新し続ける。
    途中で売るのは損失をだすだけで意味がない行為。なぜならいつかは購入価格を上回るから下がってる間は積立と配当の再投資を徹底すべき。
    長期保有が鉄則。

    • ぽてっと より:

      書かれているように日本の個人投資家が狼狽売りで損しているので、損する人が少しでも減ってくれたらなぁと思い、こんな記事を書きました。

  4. K より:

    びっくりしました。ウェルスナビで大損!高い時に買って安い時に売ってどうするのー?
    このロボアドの特徴は長期運用してコツコツ積み立てしてなんぼですよ。
    短期、目先の損益で一喜一憂して売ってしまうようではウェルスはおやめになった方がいい。
    VTI は世界経済やダウと連動して上下するので短期的に元本はかなり目減りすることも想定しておいた方がいいですよ。今後NYダウが更に調整局面を迎えれば10%は軽く下げるでしょう。
    上の方も書いてますが、VTI =ETF をただロボットが自動で買い付けてるだけのものだから損失が出てそのたびにやめてたらただただた資金を減らして行くだけ。

    ウェルスナビは、長期での資産運用が基本です。

    どうか頑張ってください。

    • ぽてっと より:

      アドバイスありがとうございます。
      ここ数日の下げでは特に動揺していないので少しは成長したようです。
      がんばります。

  5. 迷える羊 より:

    私も7月からウエルスナビ初めました
    初めは少ない金額を入れて毎月の積立プラス株価が下がった時に追加分をスポット購入しています
    記事に対して色んな意見があるかと思いますが投資はとても複雑で難しい世界ですしどんな人も初めは右も左も分からず手探りなんだと思います 色んな情報見たり聞いたり失敗したりしてそれぞれのスタンスが出来上がっていくのではないでしょうか 誰でも初めての挑戦は初心者です
    後から続く私のような初心者にとってはこういう記事から得られる事も多くとても貴重です
    お互い頑張りたいですね

    • ぽてっと より:

      コメントありがとうございます。
      この記事がお役に立てたようで嬉しい限りですm(__)m

  6. 匿名 より:

    リーマンショツクを体験していない人は、??、と思うかもしれませんがよくわかります。リーマンではすべての投資信託が1/2未満に。1/3下がった時点でロスカットして損失を軽減!ここまではGood Job!
    問題は1/2未満になっても怖くて買えないこと。少し上がってもまた下がるだろう。これ以上はあり得ない!という感じで最高の買いタイミングを見送ることになります。

    購入を続けるには、90%下がることが明らかでも(実際暴落時には全員下がると言ってその通り下がり続けます)持ち続ける勇気がいるのかもしれません。

    • ぽてっと より:

      コメントありがとうございます。
      リーマンショックのころはまだ株式投資をしていませんでしたが、資金が少ないうちに体験しておきたかったです。

  7. 匿名 より:

    自分で考えて投資するとかいいながらウェルスナビ に入金してるのが最高に情弱でいいですね。なぜウェルスナビ ?どうせアフィ目当てでしょ。

    • ぽてっと より:

      逆ですよ。
      損して記事のネタができたから、せめてアフィリで少しでも回収できたらいいなって順序です。

  8. 匿名 より:

    初心者目線での経験と記事がとても参考になりました。これからウェルスナビ開始しようかなと悩んでいた者としてはありがたい内容でした。ゆっくりと持ち続けて実りを待ちたい自分にぴったりかなと。

    • ぽてっと より:

      参考にしていただけて嬉しいです。
      私と同じようにならないことを願っています!

  9. 匿名 より:

    ぼてっとさんへ

    とてもわかりやすい記事を読んでファンになりました。無駄の一切ない文章!憧れます。
    きっと地頭がいい人何でしょうね。
    私もウェルスナビやってます。
    共に頑張りましょう!

    • ぽてっと より:

      嬉しいお言葉をありがとうございます。
      でも、結果が出せなければ意味がありませんから今後も精進していきます!