いちごホテルリート【3463】は「買い」なのか。業績や分配金、今後の見通しなどから考える

株に比べて利回りの高いリート(REIT)の中でも高利回りの部類に位置するいちごホテルリート投資法人。

直近の分配金に波があり、それに伴って投資口価格もそこそこ動きそうなので、ここで改めて今後の行方を考えてみます。

いちごホテルリートの特徴

  • いちごホテルリート投資法人はホテル特化型J-REIT
  • 2015年11月に上場
  • 決算月は1月/7月
  • 取得額の約4割が中部・近畿地区、約3割が関東地区

業績・分配金の推移

営業収益
(百万円)
営業利益
(百万円)
当期純利益
(百万円)
1口当たり
分配金
’16/1 197 102 65 471
’16/7 774 472 391 2,825
’17/1 1,560 978 808 3,137
’17/7 1,687 973 798 3,101
’18/1 1,782 1,034 841 3,302
’18/7 1,814 1,042 855 3,352
’19/1
(予)
2,448 1,574 1,384 5,429
’19/7
(予)
1,832 1,011 727 3,243

いちごホテルリートは上場以来、営業収益を伸ばしてきていますね。

当然、それに伴って分配金も増加傾向にあります。

特筆すべきは’19/1で、業績及び分配金が大きく跳ね上がっています。

これは、保有物件の1つである「スマイルホテル浅草」を譲渡する予定があるためです。

見込まれる譲渡益は691百万円資産譲渡による事業収益の減少は46百万円とのことです。

譲渡益の方は一時的なものですので、’19/7以降の業績は「スマイルホテル浅草」分の事業収益が減った程度になりそうです。

今後どうなるのかを考える

下記のように考えていましたが、他の銘柄との兼ね合いもあり10月中にすべて売却してしまいました。

【予想】7月の権利日を前にして横ばい、あるいは上昇で推移していくと思います。そして権利落ちかその手前辺りからいったん下落するでしょう。

⇒結果:概ね予想通りの推移でした。権利落ち後に投資口価格は下落しましたが、すでに権利落ち前の水準に戻りかけています。

【予想】しかし、2019年1月期には5,377円(予想)の分配金が待っていますから、それにつられて年末辺りまでにはもう1段階の上昇があるのではないでしょうか。

さすがに2019年1月の権利落ち(かその手前)では大きく下げると思うので、私は権利日は待たずに売却する予定です。

仮に譲渡益の分が抜けて年間配当が6,400円、投資口価格が15万円まで上昇したとしても年間利回りは4.2%です。

4.2%という数字は決して低いわけではありません。

それでも今までの利回りみたいなものがチラつきますし、2019年1月の権利落ちではけっこう下げるのだと思います。

というわけで…

  • 2018年7月の権利日は持ち越し⇒持ち越しました
  • 2019年1月は権利日を待たずに利確
  • もし2019年1月にかけて投資口価格が上昇しなかったら、その頃の投資口価格水準によって利確か持ち越しを判断

私は資産譲渡が開示された後の一段跳ね上がってしまった価格(134,375円)で購入しています。

分配金から譲渡益分を除いて年間換算して約6,400円とした場合の利回りは4.7%となります。

今思うと、もう一つ物足りない感じの利回り…。

売買の履歴

約定日 売買 約定単価 保有株数
18/04/26 134,300円 8
18/07/31 139,400円 7
18/10/25 135,300円 4
18/10/29 134,600円 0
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