配当も含む株主還元の方針はPERや時価総額のようにシンプルな数値ではないため、機械的なスクリーニングが困難です。
各社の動向を比較しようと思ったら、1社ずつ地道に確認していくしかありません。
この記事では12月21日時点での配当利回り51位~100位の銘柄について、有価証券報告書の「配当政策」から重要そうな部分を抜粋して並べてみました。
配当利回り51位~100位の配当政策
- 配当利回りランキングはYahoo!ファイナンスのものを利用しました。
- 配当利回りは2018年12月21日時点の値です。
- 出典はいずれも各社の直近の有価証券報告書です。
- 一部、文字を装飾しています。
- 具体的な数値目標等…橙色
- 個人的に気になった部分…黄色
51位~60位
【6927】ヘリオス テクノ ホールディング(配当利回り5.05%)
当社は、株主の皆様への利益還元が、企業として最重要課題の一つであることを常に意識しております。当社の剰余金の配当は、経営基盤の強化を図るとともに、株主の皆様に安定した配当を継続しつつ、業績に応じた利益還元を行うことを基本方針としております。なお、配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。
【1873】日本ハウスホールディングス(配当利回り5.04%)
当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要政策のひとつと考えており、安定的な配当の維持を基本に、経営基盤の強化に必要な内部留保の確保などを総合的に勘案し、利益還元を行っていく方針であります。
【4188】三菱ケミカルホールディングス(配当利回り5.03%)
当社は、企業価値の向上を通して株主価値の向上を図ることを株主還元の基本方針としており、配当につきましては、今後の事業展開の原資である内部留保の充実を考慮しつつ、中期的な利益水準の30%を連結配当性向の目安とし、安定的に配当を実施することとしております。
【4837】シダックス(配当利回り5.03%)
当社は、財務体質と経営基盤の強化を図る一方、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つとして位置付けており、競争力及び企業体質の強化を図るための内部留保に努めるとともに、収益の状況に対応した配当及び長期的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としております。
【5015】ビーピー・カストロール(配当利回り5.02%)
当社の配当方針は、株主の皆様への利益還元を積極的に行うこととしており、当面の間フリーキャッシュフローを基本に税引後利益を目安として配当として還元することとしております。
【7863】平賀(配当利回り5.02%)
当社は、株主に対する利益還元を充実させることを基本としております。業績、配当性向に加え、企業体質強化の新事業開発のための内部留保にも配慮しながら総合的に勘案する方針をとっております。
【7837】アールシーコア(配当利回り5.01%)
当社は、配当を含めた利益還元につきまして、重要な経営課題として認識しております。株主の皆様に当社株式を長期的に保有いただくために、連結純資産配当率(DOE)を重視した「長期的な視点での安定的配当」を利益還元の柱とするとともに、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保の確保にも配慮していく考えであります。
【8886】ウッドフレンズ(配当利回り5.01%)
当社グループは、株主尊重の意義の重要性を念頭に、株主への利益還元を経営の最重要課題のひとつと捉えております。業績の動向や経営環境等を総合的に勘案し、将来の事業展開に備えて財務体質の強化のため必要な内部留保と、バランスの取れた還元を実施する方針であります。
【2674】ハードオフコーポレーション(配当利回り4.99%)
当社は、「株主の皆様への利益還元」を重要な経営方針のひとつとして位置づけております。1株当たりの利益や自己資本利益率(ROE)、キャッシュ・フローを向上させ、企業価値を高めるための積極的な事業展開を推進することにより経営基盤や財務体質の強化をはかり、次期以降は連結配当性向50%程度を目安として業績に裏付けされた安定的な配当を実施していく方針であります。
【7551】ウェッズ(配当利回り4.98%)
当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営目標の一つと認識しており、連結配当性向30%以上を基本方針としております。
61位~70位
【5237】ノザワ(配当利回り4.96%)
当社は、経営基盤及び財務体質を強化すべく内部留保の充実を前提としながら、業績に見合った株主への安定的な配当の維持及び適正な利益還元を基本としています。
【9810】日鉄住金物産(配当利回り4.96%)
当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つと考え、財務体質の改善を図りつつ、連結配当性向25%~30%以上を目安に業績に応じた配当を行うことを基本方針としております。
【1928】積水ハウス(配当利回り4.95%)
当社は株主価値の最大化を経営における重要課題の一つと認識しており、持続的な事業成長による1株当たり利益の成長を図ることはもとより、各年度における利益又はキャッシュ・フローの状況や将来の事業展開等を総合的に勘案し、成長投資、中長期的な平均配当性向40%の株主還元、時機に応じた自己株式取得及び消却の実施等、資産効率の改善を通じた株主利益の増進に努めます
【8892】日本エスコン(配当利回り4.95%)
当社は株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つと考え、業績の状況、内部留保の充実並びに配当性向等を総合的に勘案・決定し、継続的かつ企業の成長力に応じた安定的な利益還元に努めることを基本方針といたしております。第2次中期経営計画期間内(平成29年12月期から平成31年12月期)の1株当たり配当額(DPS)は、累進的配当政策を導入し、前年度のDPSを下限として、配当額維持もしくは業績進展により増配のどちらか(原則として「減配しない」)
【9986】蔵王産業(配当利回り4.95%)
社は、株主への利益配分と会社の体質強化のための内部留保との調和を図りながら、配当につきましては配当性向重視の方針を維持してまいりたいと考えております。今後の配当金額の決定につきましては、長期的な観点で当社株式を保有していただくため、当社グループの事業展開や財務状態のほか会計基準の変更等特殊要因による業績変動等を総合的に勘案し、毎期の業績に応じて配当性向50%程度を目標として行ってまいります。
【7523】アールビバン(配当利回り4.94%)
当社は、株主価値の向上を経営の最重要課題として位置付け、将来の事業展開に備えるための内部留保の充実に努めるとともに、可能な限り高水準な配当を行う事を基本方針とし、財政状況、利益水準、配当性向などを総合的に勘案して実施してまいりたいと考えております。
【7593】VTホールディングス(配当利回り4.94%)
当社は、企業価値の継続的向上を図るとともに、株主の皆様に対する利益還元を経営上の重点課題の一つとして位置付けております。このような観点から、剰余金の配当等の決定につきましては、当社を取り巻く経営環境や以下の方針によって実施することとしております。配当につきましては、安定した配当を継続的に実施することを基本として、各事業年度の業績、財務状況、今後の事業展開等を総合的に勘案して、連結配当性向40%以上を目標に実施してまいります。
【1898】世紀東急工業(配当利回り4.93%)
当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題のひとつと認識し、持続的成長に向けた経営基盤の強化および収益力の維持・向上を図りつつ、当期の業績、財務内容、今後の経営環境等を総合的に勘案しながら、安定的、継続的な株主還元に努めることを基本方針としております。
【7148】FPG(配当利回り4.93%)
当社の利益配分方針は、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様への利益還元を重視し、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針とし、平成29年9月期に係る配当につきましては、連結配当性向の目標を概ね30%以上とすることとしております。なお、平成30年9月期以降の配当方針につきましては、ここ数年の好調な業績を踏まえて、連結配当性向の目標を概ね40%以上とすることにしております。
【8214】AOKIホールディングス(配当利回り4.93%)
利益配分につきましては、経営の重点政策の1つとして認識しており、将来の事業展開、財務体質の強化等を勘案し、配当については、前年実績以上を維持しつつ配当性向30%以上を基本とすること、また、自己株式取得を含めた総還元性向については、特別な資金需要が無いことを前提に50%以上を目指すことを基本方針としております。
71位~80位
【8591】オリックス(配当利回り4.92%)
当社は、事業活動で得られた利益を主に内部留保として確保し、事業基盤の強化や成長のための投資に活用することにより株主価値の増大に努めてまいります。同時に、業績を反映した安定的かつ継続的な配当を実施いたします。
【6121】滝澤鉄工所(配当利回り4.89%)
当業界は、市況産業のため景気の波を受けやすく、当社は従来より業績の安定を第一と考え、財務体質の強化を図り、利益配分による安定配当を行うことを基本方針としております。配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。連結配当性向につきまして、従来より概ね20%を目標としておりましたが、より一層の株主還元を図ることにより、当社の企業価値を継続的に高める為、平成29年3月期より概ね30%を目標としております。
【7808】シー・エス・ランバー(配当利回り4.89%)
当社は、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ配当の継続性・安定性を考慮した上で、経営成績に応じた配当を実施していくことを基本方針としております。
【8031】三井物産(配当利回り4.89%)
企業価値向上・株主価値極大化を図るべく、内部留保を通じて重点分野・成長分野での資金需要に対応する一方で、業績の一部について配当を通じて株主に直接還元していくことを基本方針とする。
【1764】工藤建設(配当利回り4.88%)
当社は、株主に対する利益還元を経営における重要政策の一つであると考えており、株式を保有していただく株主の皆様のご期待にお応えするため、業績に連動した配当を行うこととしております。そして、持続的な成長や事業リスクへの備えに必要な財務の健全性とのバランスも考慮し、当面は当期純利益(通期)の30%を配当性向の目標としております。
【6210】東洋機械金属(配当利回り4.88%)
当社は、配当については収益の向上と経営基盤の強化を図りつつ、安定的な配当と収益に応じた配当とのバランスを考慮して決定することを基本としております。
【6464】ツバキ・ナカシマ(配当利回り4.88%)
当社は、株主の皆様に対する利益配分と継続的な企業発展を経営の最重要課題と認識しており、株主還元、適切なレバレッジ、成長資金の確保の最適化を念頭に、配当などによる株主総還元を判断していく考えであります。
【6919】ケル(配当利回り4.88%)
当社の利益配分の基本方針は、株主の皆様への利益還元を重視し安定的な配当の維持に努めることに加え、連結業績に応じた配当を行うことを基本とし、連結配当性向は40%以上を目標といたします。
【2760】東京エレクトロン デバイス(配当利回り4.87%)
これまで当社グループでは資本政策の基本方針としてバランスのとれた最適な資本構成のもと、継続的に企業価値を向上させる旨を定め、また、株主還元方針としては継続的かつ安定的な配当実施の観点を踏まえ、配当性向の目安は親会社株主に帰属する当期純利益の50%以上、かつ、資本効率を示すROE(株主資本利益率)と連動するDOE(株主資本配当率)は2.5%を下限としてまいりました。
【3165】フーマイスターエレクトロニクス(配当利回り4.85%)
当社は、株主に対する利益還元の充実と事業の成長及び経営基盤強化のための内部留保の充実を総合的に勘案し、バランス良く配分することを基本方針としております。
81位~90位
【3276】日本管理センター(配当利回り4.85%)
当社は、利益配分につきまして、将来の事業展開と経営体質の強化のため必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。今後の配当政策につきましては、株主への利益配分を重要な経営課題の一つとして位置づけ、長期的な投資対象としての魅力を維持するため、配当性向40%以上と定め配当を実施する方針であります。
【8053】住友商事(配当利回り4.85%)
当社は、株主の皆様に対して長期にわたり安定した配当を行うことを基本方針としつつ、中長期的な利益成長による配当額の増加を目指して取り組んでおります。
【5958】三洋工業(配当利回り4.83%)
利益配分につきましては、株主の皆様への利益還元を重要政策とし、配当につきましては安定的、継続的に実施することを基本方針としております。
【7711】助川電気工業(配当利回り4.83%)
当社は、株主の皆様に対する利益還元を最重要課題の一つとして位置づけており、毎期の業績、財政状態を勘案しつつ、優先的に安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。
【5702】大紀アルミニウム工業所(配当利回り4.82%)
当社の利益配分の基本政策は、企業収益の状況に対応して安定的な配当を維持することを基本とし、企業体質の強化、今後の事業展開に備えるための内部留保の充実等を勘案して決定すべきものと考えております。
【8563】大東銀行(配当利回り4.82%)
当行は、地域社会の信頼に応えるべく長期にわたる持続的な経営基盤を確保するため、内部留保の充実に努めるとともに、株主の皆さまへの安定的な配当を継続することを基本方針としております。
【1430】ファーストコーポレーション(配当利回り4.81%)
当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要施策の一つと考え、現在及び将来の事業展開や設備投資及び内部留保金の確保等を総合的に勘案し、継続的かつ安定的に配当を実施することを基本方針としております。
【8766】東京海上ホールディングス(配当利回り4.81%)
当社は、業績および今後の経営環境等を勘案し、グループの事業展開のための基盤強化を図りつつ、配当を基本として株主還元の充実に努める方針としております。
【1737】三井金属エンジニアリング(配当利回り4.8%)
当社は、株主の皆様への配当額の決定は最重要政策の一つと認識しており、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、業績に応じた適正な利益配分を行うことと、安定的配当を継続して行うことを基本方針としております。
【7414】小野建(配当利回り4.8%)
当社は、経営環境がめまぐるしく変化するなかで、財務体質の強化による信用力の向上をはかってまいりましたが、今後につきましても内部留保の充実による企業体質の強化をはかりつつ、安定かつ高い水準の利益還元を継続的に行うことを基本方針としております。
91位~100位
【7494】コナカ(配当利回り4.8%)
当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要政策の一つとして位置付け、財務体質と経営基盤の強化をはかると共に安定的な配当の継続を業績に応じて行うことを基本方針としております。
【8890】レーサム(配当利回り4.79%)
当社は、安定配当の維持を基本としながら、連結配当性向20%以上という業績連動の考え方のもと、今後の事業展開等も勘案し配当を行うことを基本方針としております。
【8542】トマト銀行(配当利回り4.76%)
当社は、銀行業を営む公共性の高い業種であり、長期にわたり安定的な経営基盤の確保に努めるとともに、配当についても安定的な配当を継続することを基本方針としております。
【3374】内外テック(配当利回り4.74%)
当社は、株主の皆様への利益還元を経営の最重要政策の一つとして位置付けております。配当につきましては、経営成績、財務状況及び今後の事業展開を勘案し、必要な内部留保を確保しつつ、業績に応じた配当を継続していくことを基本方針とし、引き続き企業価値の向上に努めてまいります。
【8075】神鋼商事(配当利回り4.74%)
当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営の重要課題の一つに位置づけており、企業体質の強化と将来の事業展開に必要な内部留保等を考慮しつつ、各期の業績に応じた配当を継続していくことを基本方針としております。
【6369】トーヨーカネツ(配当利回り4.73%)
株主還元方針の内容・連結配当性向:30%以上と設定致します。(ただし、1株あたり年間10円配当(平成29年10月1日実施の株式併合に伴い、平成30年3月期より1株あたり年間100円配当)を下限とする。)・連結総還元性向:100%以上と設定し、自己株式取得を機動的に実施致します。(ただし、大規模な資金需要が発生した場合にはこの限りではない。)・本方針の適用期間:平成29年3月期から平成31年3月期までの3期とし、当該期間の終了時点で見直すことと致します。
【6472】NTN(配当利回り4.73%)
当社は、株主の皆様に対する利益還元を最重要方針の一つと考えております。配当につきましては、将来の成長のために必要な研究開発や設備投資などの資金を確保し、中長期的な視点から安定的に継続しつつ、経営成績に応じて実施することを基本方針といたします。具体的にはキャッシュ・フローの状況を勘案のうえ、連結配当性向を重視し決定することにしております。
【8065】佐藤商事(配当利回り4.73%)
当社は、利益配当金に関しましては、今後の収益見通し等を考慮し、継続的に利益確保を図るとともに、継続的な安定配当として下限を原則30円とし、かつ連結配当性向は25%以上を方針としております。但し、対象期間は中期経営計画の2020年3月末迄とし、それ以降は業績等を総合的に勘案し、策定いたします。
【2714】プラマテルズ(配当利回り4.72%)
当社は、利益配分につきましては、将来の事業展開と経営基盤・財務基盤の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当の継続を実施していくことを基本方針としております。
【4502】武田薬品工業(配当利回り4.69%)
自社研究開発パイプラインや基盤技術、新製品上市に対する投資・企業価値向上による株主のキャピタルゲインを重視するとともに、重要な株主還元策としての配当・投資適格の格付け水準の維持・重点疾患領域の強化に資する規律ある領域を絞った提携と買収当社は株主還元を重視し、配当を重要な還元策として位置づけております。
最後に
まとめページを作成しました。他の銘柄の記事にも行けます。