JT(日本たばこ産業)【2914】は「買い」なのか。株価や業績、配当金、今後の見通しなどから考える

JTの売上は大部分をたばこ事業が占めています。

ここしばらくの株価はゆるやかな下落トレンドが続いており、配当利回りは5%を超えています。

急激な株価上昇はあまり見込めませんが、引き続き「買い」銘柄という判断で、日々、買い増しを検討しています。

業績・年間配当・配当性向の推移

売上高
(億円)
営業利益
(億円)
年間配当
(円/株)
配当
性向
’11/12 20,593 4,013 50 27.9%
’12/12 20,338 4,591 68 37.6%
’13/12 21,201 5,322 96 40.8%
’14/12 23,998 6,482 100 50.1%
’15/12 22,528 5,652 118 53.2%
’16/12 21,432 5,933 130 55.2%
’17/12 21,396 5,611 140 63.9%
’18/12 22,159 5,649 150 69.7%
’19/12
(予)
22,000 5,400 154 74.6%

業績は伸び悩んでいる感があるものの増配を続けており、2019年12月期は配当性向70%超えの予想となっています。

さすがに増配幅が小さくなってきましたが、それでも増配を続けるという意志は強く感じられます。

配当と株主優待について

配当の権利日と支払日

JTの権利確定日は6月末と12月末の年2回です。

目先では、

  • 2019年6月25日
  • 2019年12月26日

が権利付最終日(その日に株を持っていれば権利が貰える日)となっています。

配当金の支払いは、中間配当金は8月下旬~9月上旬、期末配当金は3月下旬となっています。

2018年6月に権利確定した分は、2018年9月3日に入金されました。

株主優待

保有株数に応じた自社製品を貰うことができます。

AコースからDコースまであり、徐々に豪華になっていきます。

また、2018年6月期の株主は、いわゆる隠れ優待としてプルームテックのスターターキットが貰えました(20歳以上、希望者のみ)。

今のところ株主優待も配当金と同じく年2回の実施となっていますが、2019年12月分の株主優待からは制度が変わり年1回になります。さらに1年以上の継続保有という条件が加わります。

したがって、今からJT株を買っても2019年12月の優待は受け取れませんのでご注意ください(2019年6月の優待は受け取れます)。

参考:JTが株主優待制度を変更!新制度の優待を受け取るにはどうすればいい?

事業内容について

JTは医薬事業や加工食品事業も行っていますが、利益の大部分はたばこ事業によるものです。

そして、実は国内たばこ事業よりも海外たばこ事業の方が売上・利益ともに大きいのです。

JTは着実にグローバル化を進めていると言ってよいでしょう。

加熱式タバコの出遅れは大丈夫?

気になるのは加熱式タバコの出遅れですね。

JTの利益の約40%は国内タバコです。

これは国内タバコ事業において圧倒的なシェアを誇るからなのですが、そこが紙巻タバコから加熱式タバコにシフトしつつあります。

シフト先の加熱式タバコで出遅れることにより、急速に売上・利益が落ちていくことが懸念されているのです。

一方の海外タバコ事業においては売上を伸ばしているものの、国内タバコ事業の落ち込みはカバーできておらず、全体では苦戦しているといった状況です。

逆に言えば、ここを何とか乗り切れればまだまだ活路はあるということでしょう。

筆頭株主は日本政府

JT株の33.35%は財務大臣(日本政府)が保有しています。

つまり、JTが倒れれば日本政府としても大きな痛手を負うことになります。

そして万が一、JTが窮地に立たされた場合は政府が何らかの手を打つ可能性も大いにあります。

政府が大株主というのは足かせになる部分もありますが、いざというときの保険のような存在でもあると思います。

タバコ事業がすべて海外勢に押さえられてしまうというのは国益という観点からもよろしくないでしょうから、JTが配当を出せなくなるほどに弱る可能性は低いと考えています。

株価はどこまで落ちるのか

それが分かれば苦労しませんね。

まだまだ下がって2,500円や2,000円まで行っても不思議ではありません。

とはいえ、2,500円なら利回りは6%、2,000円なら利回りは7.5%です。

今の経営状態でそこまで行くなら喜んで買い増したいくらいです。

こういう時こそ買いまくって後から甘い汁を吸ってやる…そんなつもりで見ていこうと思います。

ちなみに、海外の大手たばこ会社も軒並み株価は低く配当利回りが高い傾向にあります。

  • ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)…8.3%
  • アルトリア・グループ(MO)…6.8%
  • フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)…6.29%

※いずれも2019年1月18日時点

だから全く心配しなくていい、というわけではありませんが、たばこ会社の株価(配当利回り)のスタンダードはこんなものであるという認識は持っておいて良さそうです。

2018年12月期決算について

2月7日に2018年12月期の決算発表がありました。

現地ベースでの売上は伸びているものの、為替レートのネガティブ影響が響き、最終的な数字は決して好調とは言い難いものとなっています。

2019年12月期についても、引き続き為替のネガティブ影響が大きいと予想されています。

参考:JT(日本たばこ産業)【2914】が2019年12月期決算を発表。4円(2.6%)の増配と自社株買い(1.28%)も。

最近の株価動向(5/11現在)

昨年12月の世界的な株安時に2500円を割り込み、その後なんとか戻した後に再び安値を更新するという状況になっています。

特に今週で一気に下落した感があります。

売買の履歴

約定日 売買 約定単価 保有株数
18/05/01 2,940 300
18/10/25 2,926 400
18/10/29 2,914 500
18/11/01 2,872 600
18/11/07 2,845 700
18/11/09 2,854.5 1000
18/11/20 2,822.5 1100
18/12/21 2,710.5 1400
18/12/25 2,597.5 1500
19/01/08 2,646.5 1400
19/01/18 2,761.5 1300
19/03/05 2,803 1400
19/03/22 2,791 1500
19/04/17 2,613 1600
19/05/10 2,465 1800

コメント

  1. なべ より:

    配当権利日を目前に全然反応が無いですが、誰が売ってるんですかね?
    現在800株保有ですが、権利後に下がったら、もう少し買い増しします。
    しかしながら、指し値の小数点以下は目障りですね。

    • ぽてっと より:

      私もさすがに権利日前は上がると思っていましたがそうでもないですよね。
      権利日うんぬんを抜きにすれば、「上がる理由がないから売られてる」って感じなのでしょうか。
      こちらとしては安く買えるならそれに越したことはないのですが…。