2018年に入ってからの株価急落と、4月25日のセリクラのような状況を目の当たりにしてついつい買ってしまった武田薬品工業。
しかしその後、すぐに全て手放しています。
業績・年間配当・配当性向の推移
期 | 売上高 (億円) |
営業利益 (億円) |
年間配当 (円/株) |
配当 性向 |
---|---|---|---|---|
’09/3 | 15,383 | 3,271 | 180 | 62.1% |
’10/3 | 14,659 | 4,158 | 180 | 47.7% |
’11/3 | 14,193 | 3,715 | 180 | 57.3% |
’12/3 | 15,089 | 2,703 | 180 | 114.4% |
’13/3 | 15,572 | 1,131 | 180 | 108.3% |
’14/3 | 16,919 | 1,306 | 180 | 133.2% |
’15/3 | 17,778 | -1,292 | 180 | ― |
’16/3 | 18,073 | 1,308 | 180 | 176.0% |
’17/3 | 17,320 | 1,558 | 180 | 122.3% |
’18/3 | 17,705 | 2,417 | 180 | 75.2% |
’19/3 | 20,972 | 2,049 | 180 | 158.6% |
’20/3 (予) |
33000 | -1,930 | 180 | ― |
配当はここ最近はずっと180円で一定となっています。たとえ営業赤字であろうとも。
そのため配当性向もすごいことになっており、直近では100%超えを連発しています。
このまま利益低迷&配当維持を続けていたらどこかで破綻してしまうでしょう。つまり、利益が伸びていかなければ減配の可能性が徐々に上がってくるということになります。
2020年3月期はシャイアー買収に伴い大幅な売り上げ増となっています。
一方で営業利益は買収関連費用や棚卸資産の公正価値調整、無形資産償却費などにより大幅な減益が見込まれています。ただし、これらの一時的な要素を除くと2,000億円近い増益になるとのことです。
このあと特に悪材料が出ずに1年くらい経てば株価もそれなりに上がっていそうな気がします。減配をしないのも、今後の業績回復に自信があるから…と言えなくもありません。
まぁ、私は怖いので手は出せませんが。
配当と株主優待について
配当の権利日と支払日
武田薬品工業の権利確定日は3月末と9月末の年2回です。
目先では、
- 2019年9月26日
- 2020年3月26日
が権利付最終日(その日に株を持っていれば権利が貰える日)となっています。
配当金の支払いは、
- 3月に権利確定した分は6月末ごろ
- 9月に権利確定した分は12月はじめごろ
になるようです。
株主優待(実施なし)
武田薬品工業は株主優待を実施していません。
シャイアー買収の話
12月5日、臨時株主総会でシャイアーの買収が承認されました(日経新聞)。
シャイアーの方でも臨時株主総会で承認される必要がありますが、こちらは問題なく承認されるという見通しになっています。
シャイアーは血友病など希少疾患の治療薬や血液製剤に強みがある。開発が最終段階にある新薬候補を複数持ち、遺伝子治療の分野も得意とする。2017年の売上高は日本円換算で約1兆7千億円と、武田とほぼ同規模。世界最大市場の米国での売上高が多い。武田は海外の販路拡大も狙って買収を決断した。
シャイアーの買収が承認されたことで、長きにわたるモヤモヤに一応の区切りがついたわけですが、それを受けて株価がどうなるのかはさっぱり分かりません。
年間配当180円は守るという発言もあったようですが、その実現可能性も含めてじっくりと見ていく必要がありそうです。
シャイアー買収という大勝負が実現すれば業績は良い方か悪い方、どちらかに大きく動くでしょう。
様々なニュースが出てきたり思惑が入り混じったりで株価も大きく動くと思いますので、引き続き注目していきたいと思います。
売買の履歴
約定日 | 売買 | 約定単価 | 保有株数 |
---|---|---|---|
18/04/27 | 買 | 4,582 | 200 |
18/05/01 | 売 | 4,595 | 0 |
配当利回りこそ高いものの、配当金投資をするには安定感に欠けるため、私はもう武田株に手を出すつもりはありません。