先日、トラリピの運営会社であるマネースクエアからこんなお手紙が届きました↓
期間中のマイナススワップ低減中(2019年1月28日~3月31日)。
期間がすでに半分くらい終わってますけど…とか思いながらも、これってもしかしてサヤ取りのチャンスでは…?と思い確認してみました。
米ドル円のスワップポイントを確認
まずは今日(2月26日)の米ドル円のスワップポイントを確認してみました。
トラリピ(マネースクエア)↓
たしかに売スワップが低くなっています。
ちなみにトラリピは買スワップがめちゃくちゃ低いので、私は既にトラリピからループイフダンに乗り換えています。
ループイフダン(アイネット証券)↓
売スワップは-88円と圧倒的に大きいですが、そこは問題ではありません。
重要なのは買スワップが80円ということです。
両建てで買スワップと売スワップの差額を狙うのがサヤ取り
本日時点のスワップポイントで考えていくと以下のようになります。
アイネット証券で米ドル円の買ポジションを作ると、1万通貨(=1万ドル≒111万円)あたり80円のスワップポイントが1日で貰えます。
同じスワップポイントが続くなら30日間で2400円です。
一方、マネースクエアで米ドル円の売ポジションを作ると、1万通貨あたり-50円のスワップポイントが1日で貰えます(50円の支払いということ)。
同じスワップポイントが続くなら30日間で1500円です。
つまり、米ドル円をアイネット証券で1万ドル分買い、マネースクエアで1万ドル分売れば、差引き900円のスワップポイントを得ることができるのです(2400円-1500円)。
同額を両建てにしているので、為替がどう動いても両方を同時に決済すれば為替損益は±0です。
これはサヤ取りのチャンスと言えるでしょう。
1万ドルを111万円とすると、両建て分で222万円。
これで1ヵ月で900円の利益が見込めますから、年換算すれば
900×12 ÷ 2,220,000=0.49%
の利回りが期待できます。
是非はともかくとして、レバレッジを10倍にすれば5%近い利回りも望めます。
期間と手数料(スプレッド)の問題は残る
残念ながら、今回のトラリピのマイナススワップ低減は3月末までです。
つまり、残すところあと1ヵ月程度…。
肝心のスワップポイントがあと1ヵ月で元に戻ってしまうため、年利換算してもあまり意味がありませんでした。
また、FX取引にはコストがかかります。
マネースクエアでは売買手数料がかかりますし(アイネット証券では取引手数料0円)、その他にスプレッドという形で売買額に差が出てきます。
手放しで喜べるほど美味しい話ではありませんね。
最後に
平時に両建てするよりはメリットがあるものの、今から急いで両建てしたところで大した利益は見込めなさそうです。
一方で、すでに口座を持っていて、かつ寝かせている資金があるなら時間的な意味では費用対効果は高いと思います。
ほったらかしでチャリンチャリンしたいならループイフダンが手軽だと思います。
リスク管理(資金管理)さえしっかりしていればロスカットになることもまずありませんし。
金額規模は小さいですが、今のところ株よりも利回りがいいです。