マイトレード(myTrade)を使い始めたら一度は検討するであろう有料プラン(ベーシック / プロ)。
今回はその有料プランの特徴や注意点と、実際に有料プランを利用している人がどの位いるのかを調べてみました。
マイトレードの有料プラン
マイトレードでは、フリープランでも基本的な機能は利用することができます。
しかし、より便利な機能を使ったり、データの記録量を増やしたりといったことをしたい場合は上位のベーシックプランやプロプランを利用する必要があります。
ベーシックプランの特徴
ベーシックプランの主な特徴は以下の通りです。
- 月額500円(税込)
- 登録できる口座が3→10になる
- 損益推移が見られるようになる
- 年間成績をローソク足表示できる
- 取引データの集計がフリープランより早く行われる
- 取引履歴と銘柄リストの閲覧可能期間の制限(フリープランは「1年以内かつ直近200件」)がなくなる
- 自己分析の対象期間が増える(3ヵ月のみ→3ヵ月、1年、全期間の3パターン)
- 移動平均線など各種指標ラインがチャートに表示される
- マイトレードスコア機能が使えるようになる
フリープランからベーシックプランにすることで登録可能な口座数が3→10となります。
利用している証券口座が4ヵ所以上の人は、その段階でベーシックプランにする価値がありそうです。
また、個人的に特に重要だと思うのは「損益推移が見られるようになる」という点です。
フリープランでは入出金の影響を受ける資産推移しか見られないので、自分のトレード成績をしっかりと確認したい人にとっては損益推移が見られるベーシックプラン以上にする価値があると言えます。
取引履歴および銘柄リストの閲覧可能期間に対する制限がなくなるというのも、過去のトレードを振り返りたい人にとってはありがたい機能だと思います。
なお、ベーシックプランの場合はクレジットカード決済であっても各アプリストア決済であっても税込500円と同額です。
プロプランの特徴・注意点
プロプランでは、ベーシックプランでの追加機能に加えて以下のような特徴があります。
- 月額2,500円(税込)。ただしアプリストア決済の場合は3,400円(税込)
- 取引データの集計がベーシックプランより早く行われる
- 取引履歴を可能な範囲で全件取得
- 自己分析の更新頻度が毎週→毎日になる
- 相対分析を見られるようになる
- 記事・コラムが見られるようになる
- 今後の新機能等を優先的に利用できる
まず、いち早くデータ集計をしてほしいという人や、過去の取引履歴を可能な限りすべて取り込んでほしいという人はプロプランにする価値があるでしょう。
また、ベーシックプラン以下では見ることができない相対分析レポートが見られるようになるというのもプロプランの魅力の1つです。
他のユーザーと自分を比較することで、トレードに役立つ情報が得られるかもしれません。
ただ、すでに自分なりのトレード手法が確立できている人にとってはそもそも読む価値がない可能性もあります。
記事・コラムも同様で、興味がない人にとってはあまり価値のある追加機能とは言えなさそうです。
プロプランはベーシックプランに比べて一気に価格が上昇します。
買い切りではなく月額制ですので、相対分析やコラム等にどこまでの価値を感じるかがポイントです。
ちなみに過去の取引履歴だけが欲しい場合には、「1ヵ月だけプロプランにして、その後はベーシックプランに戻す」といったやり方でも大丈夫なようです。
ベーシックプランだと「取得期間」こそ限られるものの、「閲覧可能期間」は取得済みの全件となっているからです。
フリープランの場合は「閲覧可能期間」も限られているため、「1ヵ月だけプロプランにしてその後はフリープランに戻す」としてもあまり意味がありません。
Proプラン加入後にFreeプラン・Basicにプラン変更した場合、取得した履歴はデータとして保存されますが、表示される件数はプランごとの制限に準じます。
出典:マイトレード Q&A
プロプランの注意点としては、アプリストア決済だと通常よりも高くなってしまう点が挙げられます。
クレジットカード決済だと月額2,500円(税込)なのに対し、アプリストア決済の場合は3,400円(税込)です。
月額900円の差ですから年間1万円以上も高くなってしまいます。
普段はスマホアプリを利用しているとしても、プラン変更の際にはウェブブラウザ(Safari、Chrome等)でマイトレードの公式サイトを開いてログインし、ログイン後のメニューからプラン変更を行った方がお得です。
マイトレードの有料プラン利用者はどのくらいいるのか
有料プラン利用者の見分け方
有料プラン利用者の見分け方で最も簡単なのは、日々のツイートのスクリーンショットに損益推移のグラフがあるかどうかを見る方法です。
損益推移のグラフはベーシックプラン以上でなければ表示させられません。
また、年間成績のグラフにローソク足が出ている人も有料プラン利用者です。
したがって、年間成績のグラフでも有料プラン利用者かどうかを見分けることができます。
さらに、2019年3月27日に追加された新機能「マイトレードスコア」もベーシックプラン以上でなければ使えません。
ですので、↓のようなスクショをツイートしている人がいたら、その人は有料プラン利用者であると判断して良いでしょう。
有料プラン利用者の割合をシェアツイートから算出
マイトレードのシェア機能を使ってツイートした場合、自動的に#myTradeというハッシュタグが付きます。
今回はこのハッシュタグで検索し、年間成績あるいは保有資産のグラフをツイートしている人を過去24時間分チェックしました。
その結果は以下の通りです。
プラン | 人数 | 割合 |
---|---|---|
フリー | 107人 | 75.9% |
ベーシック以上 | 34人 | 24.1% |
合計 | 141人 | ― |
今回の調査では有料プラン利用者が24.1%という結果になりました。
予想していたよりも多い印象を受けましたが、ベーシックプランであれば月額500円ですし、トレードで稼げているならこのくらいはサクッと払う人が多いのかもしれません。
なお、今回の調査はかなり簡易的なものです。実際の割合とは大きく異なる可能性も十分にあります。
最後に
私の場合はトレードをガンガンしていくわけではないのでフリープランでも十分なのですが、相対分析の内容は気になります…。
ということで、近いうちに過去データの取得がてら1ヵ月だけプロプランにしてみようと思います。