外貨建MMFとは?証券口座に残っていたドルで外貨建MMFを買付

私は円をドルに両替して海外(米国)ETFを購入しています。

しかし、ドルを全て綺麗にETF購入に使えるかというとそうではなくて、どうしても端数(お釣り)が出てしまっていました。

お釣りが出たからといって円に戻すのは手数料や為替差損益が出てしまい嫌&面倒だったので、今までは外貨残高として放置していました。

ところがこの外貨残高、金利がつかないんですね。

ドルは日本円と違ってそこそこ金利がいいですから、残高が小額であっても短期間で数十円、数百円の利息収入が見込めます。

そこで目を付けたのが外貨建MMFという投資信託です。

外貨建MMFとは?

出典:SBI証券 よくある質問 黄色マーカーは当サイトによるもの。

外貨建MMF(マネー・マーケット・ファンド)とは、格付の高い米ドルやカナダドルなどの外貨建て短期証券に投資する投資信託です。

特徴は以下の通り。

  • 小額での買付けが可能(例:SBI証券の場合、米ドルなら10米ドルから買付可能)
  • 売買手数料が無料
  • 特定口座で株式や投資信託との損益通算が可能
  • 元本割れリスクがかなり低い

ドルの場合、10ドルから買付できるのはとても助かります。

また、運用額が小さくても売買手数料無料なら気軽に買付できます。

そして地味に嬉しいのが、株や他のETFとの損益通算ができるということ。

外貨建MMFで得た分配金や、最終的に円に戻したときの為替差損益を特定口座で通算できるので税金面で楽かつ有利になりやすいです。

そして外貨建MMFの投資先は短期証券ですから、外貨ベースでの元本割れリスクは極めて低いです。

(円を外貨にして運用するのではなく)もともと外貨口座に寝かせてあった外貨を運用するのであれば、外貨建MMFは利用しなければ損と言えます。

ちなみに、2018年12月10日現在の米ドル建MMFの年利は以下の通りです。

ドル建てで1.6~2.0%くらいの年利が期待できそうですね。

ETFなので信託報酬などが加味された利回りとなっており、債券を直接購入するよりは利回りが低いですが、気軽に売買できるので私にとっては外貨建MMFで十分です。

外貨建MMFの買付

SBI証券であれば、「投資信託 > 外貨建MMF」と進んでいけば取扱一覧ぺージに行けます。

ここで、購入したい通貨のMMFを選ぶわけですが、米ドル以外は1種類しかないので迷う要素はありません。

米ドル建MMFは4種類あり、私は一番利回りの高いものを選びました。

外貨決済の場合、10米ドル以上なら1セント単位で買付できるので、米ドルの外貨残高全額を買付に充てました。

SBI証券における外貨建MMFの取引日は

ニューヨークの銀行営業日であり、ルクセンブルグの銀行営業日であり、かつ日本の金融商品取引業者の営業日である日。

となっているので、取引可能な日は株と比べるとやや少ないです。

買付結果

こんな感じで、外国株式と同じく外貨建商品取引サイトに表示されます。

このまま放置しておいて、米国株を買いたいタイミングが来たら外貨建MMFを売却し、米国株の購入に充てる予定です。

米ドルが余っているなら外貨建MMFを買っておくべし

外貨口座に利回り0%で寝かせておくのは本当にもったいないです。

外貨建MMFは外貨の普通預金よりも利回りが高いですし、特に理由がなければ外貨のまま寝かせておくより外貨建MMFを利用すべきでしょう。

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