ちょうど1ヵ月前にこんな記事を書きました。
この記事では、配当利回りが高くモメンタムが強い銘柄の中から、保有を視野に入れつつ監視しておきたいと思える4銘柄を選びました。
そしてTOPIX連動ETFと比較しつつ経過を見てみることにしていたのです。
その日からちょうど1ヵ月。どうなったのか確認してみました。
何とも言えない結果に
損益(%)順でソートしました。
TOPIX連動ETFが真ん中にあることからも分かるように、「モメンタムが強い銘柄は株価もいい感じ」とは言えない結果となりました。
まだ1ヵ月しか経っていないので今後変わってくる可能性もありますが、少なくとも短期的な売買の判断材料とするには心もとなさそうです。
アールビバンは決算が良好かつ上方修正を出したことで株価を大きく伸ばしました。
これはモメンタムが強い銘柄ほど起こりやすいような気がしないでもないですが、モメンタムが弱い銘柄でも好材料が突然出てくることもあるでしょうし、私の知識では判断しきれませんでした。
一方、大研医器は下方修正を発表したため株価が急落しました。それによりパフォーマンスはTOPIX連動ETFに比べて著しく低いものとなっています。
杉本商事と学究社は特に材料はありませんでした。
しかし、値動きはTOPIX連動ETFと同じくらい…学究社はやや低いくらいでした。
というわけで、毒にも薬にもならない…そんな感じの結果となりました。
最後に
そもそもモメンタムに依拠した投資法は株価指数に対して使うべきであり、個別銘柄に用いてもあまりパフォーマンスは良くないと『ウォール街のモメンタムウォーカー』に書かれていました。
しかも、モメンタム投資はどちらかというと長期投資向けの手法です。にもかかわらず1ヵ月で結果を求めるというのは酷なのかもしれません。
それでももしかしたら…なんて思いつつ試してみたのですが、パッとしませんでした。
まぁ、そんなもんでしょう。数ヵ月後に思い出したらまた確認てみようと思います。