配当金狙いで株式投資する場合のパフォーマンスはどう評価すべきか

株式投資の成績がどうなっているのかを把握するためには、一定の計算ルールに基づいた評価方法が必要になります。

例えば、「昨年末の時価総額」に対して「現在の時価総額」がどうなっているのかを単純にパーセンテージで表したり、もうちょっと厳密に修正ディーツ法なんかを使ってみたり…。

私も毎月の運用成績をまとめた記事では入金額を基準としたときの評価損益や今年の累計配当金などを評価軸に用いています。

しかし、配当金狙いで株式投資をしているのですから、もうちょっと配当金に焦点を当てた評価方法を使ってもいいのではないでしょうか。

というわけで、配当金に焦点を当てた評価方法を考えてみました。

「直近12ヵ月の受取配当金」と「予想年間配当金」

直近12ヵ月の受取配当金

まずパッと浮かぶのは受取配当金の実績値です。

実際に受け取った配当金の推移を見ていけば、配当金が増えているのか減っているのかがストレートに分かります。

しかし、配当金の受取時期は決算期に影響されるのでムラができやすく、1年分をまとめて比較しないと評価しづらいという欠点があります。

1年分をまとめて年に1回はしっかり比較できるのですが、それではつまらない…。

そこで「直近12ヵ月分の受取配当金」に注目しました。移動平均みたいなイメージですが、平均する必要はないので直近12ヵ月分の合計値を使います。

例えば10月末には昨年11月~今年10月の配当金額を用いて、11月末には昨年12月~今年11月の配当金額を用いる、といった具合です。

これで毎月、受取配当金のパフォーマンスがどうなっているかを確認できます。

予想年間配当金

直近12ヵ月の受取配当金を毎月チェックするだけでもそれなりに良さげな評価ができそうですが、実際に受け取った配当金額を用いるので”遅い”のです。

もうちょっとタイムリーな評価軸も欲しいと私は感じてしまいます。

そこでもう一つ、予想年間配当金を使うことにしました。

これは文字通り現状で予想可能な年間配当金の額です。

企業は本決算の時に来期の予想配当額を開示するケースが多いですし、期中に増減配の開示があればそれをすぐに織り込むこともできます。

また、銘柄を入れ替えたり買い増ししたりした際にも予想年間配当金額は変動します。

実績値である「直近12ヵ月の受取配当金」よりもタイムリーに現状を反映できるので、これも評価軸の一つとして有用であると考えました。

これらの「直近12ヵ月の受取配当金」と「予想年間配当金」をグラフにして推移を見ていけば、パフォーマンスをいい感じに把握することができそうです。

…私の場合はまだ配当金投資を始めたばかりで12ヵ月分の受取配当金がなかったり、過去の予想年間配当金額をメモしていなかったりで「なんじゃこりゃ」なグラフになってしまっています。

それでも、あと半年もすればだいぶ見栄えのいいグラフになってくるかと思います。

投資額に対する評価

先ほどの「直近12ヵ月の受取配当金」および「予想年間配当金」を増加させていくのが重要なのはもちろんですが、これらは投資額を増やせばそれだけで増えていくものでもあります。

投資のパフォーマンスを知るためには、投資額に対して「直近12ヵ月の受取配当金」および「予想年間配当金」がどうなっているのかを見る必要もあります。

そこで、これら2つの指標を投資額で割った値、つまり「投資額あたりの直近12ヵ月の受取配当金」「投資額あたりの予想年間配当金」も算出して推移を追っていくことにします。

この値は保有銘柄が増配を繰り返してくれれば年を追うごとに伸びていくはずです。

逆に、減配があったり配当利回りの低い銘柄に乗り換えたりすれば減少します。

投資の実力を測る上ではこちらの指標の方が重要と言えそうです。

最後に

11月の運用成績記事からはここで書いた4つの指標もグラフ化して載せていこうと思います。

時価総額の増減も大事ですが、配当金投資をしているからには配当金額に焦点を当てた指標を使いたいですからね。