SPKは「自動車部品・用品および産業車両部品を扱う専門商社」です。
日本の連続増配銘柄としても有名で、SPKの公式サイトでも連続増配について大々的に触れられています。
最近、株価が下落気味で配当利回りが上がってきたため、改めて調べてみることにしました。
業績・年間配当・配当性向の推移
期 | 売上高 (億円) |
営業利益 (億円) |
年間配当 (円/株) |
配当性向 |
---|---|---|---|---|
’09/3 | 291 | 9 | 47 | 42.0% |
’10/3 | 250 | 7 | 49 | 50.1% |
’11/3 | 285 | 10 | 51 | 40.9% |
’12/3 | 326 | 12 | 53 | 37.2% |
’13/3 | 351 | 14 | 55 | 33.4% |
’14/3 | 329 | 13 | 57 | 22.9% |
’15/3 | 383 | 15 | 59 | 29.3% |
’16/3 | 392 | 16 | 61 | 27.5% |
’17/3 | 379 | 17 | 63 | 25.6% |
’18/3 | 424 | 18 | 65 | 25.7% |
’19/3 (予) |
415 | 19 | 67 | 25.1% |
業績を順調に伸ばしてきているのはもちろんですが、配当金を毎年2円ずつ伸ばしているのが特徴的です。
セグメントは国内営業本部、海外営業本部、工機営業本部の3つに分かれており、比率は6:3:1くらいです。
どのセグメントも伸びているようですが、利益率が低めなのは少し気になります。
配当政策に関しては明確な指針が示されています。
増配を継続することを基本方針といたします。ただし、配当性向が50%を超える場合は、据え置きもありえます。
基本的に増配を継続という表現は、配当金狙いの投資家にとってはとても心強いですね。
当面の間、増配ペースはこれまでと同様で2円ずつの増配となるのでしょう。
配当額が大きくなるにつれて増配”率”は低下していくものの、直近では年3%程度の伸びとなっています。
利益がそれ以上のペースで伸びていけば配当性向は下がりますし、伸びが鈍化したりマイナス成長となれば配当性向は上がります。
配当性向が50%を超えるまでは基本的に増配が続くということは、直近の配当性向が25%程度ですから、利益が半分近くになっても増配をするということを意味します。
利益が半分になるなんてことがあれば株価はだだ下がりでしょうけれど、そんな状況になってもできる限り増配を維持したいという強い意志は感じられます。
今後の見通し
2019年3月期は減収増益予想となっています。
ここ10年を見ても減収になっている年はあるのでそこまで驚く必要はないと思います。
自己資本比率が70%近くあり財務状態も良好です。
ただ、自動車関連ですので景気の動向には左右されやすいでしょう。
売買の履歴
まだありません。