日本株でも米国株でも、株の売買では手数料がかかるのが一般的です。
頻繁に株を売買する人ほど、その都度支払う手数料は大きな金額になっているのではないでしょうか。
私は売買頻度はそこまで高くありませんが、それでも過去2年間で3万円以上の手数料を証券会社に支払っていたことが分かりました。
しかし最近、手数料負担を極力抑えられるような株式売買サービスが出てきています。
手数料が高いなぁと感じていたり、できるだけ手数料を安く抑えたいと考えている人は、これから紹介する2つのサービスを一度検討してみてはいかがでしょうか。
ストリーム
STREAM(ストリーム)とは、
- 手数料0円の株取引
- コミュニティ(SNS)
の機能を持ったスマホアプリです。
スマホアプリなのでPCでの操作はできませんが、一般的なネット証券と同様、口座開設を行って株取引ができます。
アプリの雰囲気はこんな感じです↓
ストリームの最大の特徴は売買手数料が0円ということ。
どういう仕組みで成り立っているのかというと…
まずSOR(スマート・オーダー・ルーティング)によって注文がより有利な方に振り分けられます。
そして、もし東証よりも有利な価格で取引ができた場合、差額相当の半分だけ徴収される仕組みとなっています。
東証で約定した場合はもちろん手数料ゼロです。
得した時だけ、その得した分の半分が運営会社の取り分となるわけです。
実際に売買をしてみたところ、確かに手数料は発生していませんでした。
上の例では みずほFGの株を100株、195.3円で買って195.4円で売却しています。
売買益は10円しか出ていないので普通なら手数料負けしてしまうところですが、ストリームでは手数料が0円なので、売買益10円がそのまま自分のものとなります。
デメリットは、日本株の取り扱いしかないこと、スマホでしか操作できないこと、辺りでしょうか。
頻繁に売買を繰り返すタイプの人にとって手数料ゼロは大きいと思いますので、気になったら試してみてください。
ワンタップバイ
先ほどのストリームは日本株のみの取り扱いでしたが、米国株で手数料を安くしようと思ったらこちらのワンタップバイがオススメです。
ワンタップバイは米国株の手数料が売買代金×0.5%(時間帯によっては0.7%)となっているため、まず10万円くらいまでの取引であれば一般的なネット証券よりも有利になるケースが多いです。
さらに、ワンタップバイには定額プラン(税込1,058円/月)というものが用意されています。
これを利用すると、文字通り定額で好きなだけ株の売買ができるのです。
手数料のかかりがちな米国株取引を定額でできるのは大きな魅力と言えるでしょう。
月に2回以上、あるいは20万円分以上の売買をするのであれば、この定額プランを利用することで他のネット証券よりも有利になるケースが多いです。
ワンタップバイのデメリットとしては、
- 取り扱い銘柄の数が少ない
- 米国株の場合、定額プランでも為替手数料は発生する(他の証券会社でも発生)
- 株価に手数料が含まれて表示されるため、普通の株取引に慣れていると戸惑う可能性あり
といったものが挙げられます。
それでも売買スタイルによっては定額プランを利用することで大幅に手数料を減らせるかもしれません。
売買頻度が高かったり、それなりの金額を動かしている方は検討してみてはいかがでしょうか。
最後に
東証立会外取引(ダークプール)を利用したり、自社との相対取引を行うことで手数料を安く抑える仕組み、サービスは今後も増えてくるかもしれません。
お金を増やすために株式投資をしているのですから、売買手数料もできるだけ圧縮したいものです。