暴落相場でも空売りをしない(できない)3つの理由

言うまでもなく株価の暴落が発生していますね。

私は配当金狙いの株式投資を主体にしていて現物ホールドが基本なので、暴落相場ではひたすらに評価額が下がっていきます。

抱えた含み損を眺めていると、「あのとき空売りでもしておけばなぁ」なんて思うこともなくはないのですが、それでも空売りをしない(できない)のには理由があります。

その理由を、「魔がさして空売りをしてしまうことがないように」という自戒も兼ねて書いていこうと思います。

空売りをした時の不安にメンタルが負ける

過去に何度か空売りをしたり1357ダブルインバースを買ったりしたことはありますが、そのたびにソワソワしてしまって落ち着かなかった記憶があります。

まぁ、何となくの雰囲気で仕掛けていたのでソワソワするのも仕方がないという面もあるにはあります。

しかしそれを差し引いても、私はメンタルがそこまで強くはありません。これは株式投資に限らず、過去のあらゆる経験からそう思っています。

空売りをするたびに(大げさに言うと)精神が蝕まれていくというのはしんどいので、私は空売りをしない(できない)のです。

空売りで勝てる確信が持てるまでの努力をしたくない

メンタルの弱さは、裏付けとなるロジック(株式投資で言えばエントリー、利確、損切りのタイミング・条件など)への信頼度を上げれば克服できるかもしれません。

しかし、私は「確信を持てるロジック」を確立するまでの試行錯誤に時間や資金を割きたいと思えません。

努力もせずに楽して勝ちたいと思って空売りを仕掛けても、待ち受けているのはスッカラカンになった未来でしょう。

上手くいかなかったら損、上手くいってもいつかは損しそう

仮に今回の暴落の初動で空売りを仕掛けられたとしたら、規模感にもよりますが損失の軽減あるいは利益につながっていたはずです。

しかし、空売りをする段階では未来が確定していませんから、損をする可能性も当然あります。

配当株投資でコツコツと稼いだ配当金分の利益を、魔がさして実行した空売りで失ってしまうのは悲しすぎます。

また、仮に今回は空売りが上手くいったとしましょう。

そうすると、その成功体験を引きずって、次回の暴落しそうなタイミングでも空売りを仕掛けることになります。私の貧弱なメンタルからすると、その誘惑から逃れられるとは思えません。

次回の暴落で負けたら火傷を負いますし、次回の暴落で勝てたとしても、その次の暴落で…と続いていき、結局いつかはは大怪我をする気がしてなりません。

そんなわけで、この暴落がいつまで続くかは分かりませんが、愚直にホールド&買い増しで行きたいと思います。

どれだけ株価が下がろうとも、保有銘柄の減配発表がない限りは落ち着いていられそうです。今のところは。

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