『FX トラリピの教科書』はトラリピを始めてから読むとちょうどいい!

トラリピで運用を始めて一週間ちょっとが経過した今日、新規口座開設キャンペーンの特典である『FX トラリピの教科書』が届きました。

初版は2015年ですがまだまだ通用する内容で、パラパラとスムーズに読み進められる構成となっています。

この本はまだトラリピを始めていない人よりも、トラリピを始めて少し経ったくらいの人にちょうどいいのではないかと思います。

私自身、自分の考え方やトラリピ設定に問題がないかを再検討するいいきっかけになりました

せっかくなので章ごとに感想を書いていこうと思います。

『FX トラリピの教科書』の構成

『FX トラリピ』の教科書は以下のような構成になっています。

  • 第1章 ギャンブル型のFX vs 資産運用型FX
  • 第2章 実践の前にFXとトラリピの基本をおさらい
  • 第3章 「進化したトラリピ」を実践 ~決済トレール~
  • 第4章 「高金利通貨&トラリピ」を実践 ~スワップ運用とトルコリラ/円~
  • 第5章 「トラリピのリスク管理」を実践 ~リスクの確認とツールの活用~
  • 第6章 トラリピ実践における課題を解く
  • 第7章 トラリピ実践者に聴く
  • 巻末付録 運用に役立つQ&A
  • 巻末特別付録 過去10年間の騰落表

各章の感想など

第1章 ギャンブル型のFX vs 資産運用型FX

「FXは今でも8割の投資家が負ける」というキャッチ―な見出しから本章は始まります。

「8割」の根拠こそ示されてはいませんが、実際に多くの投資家が負け越しているのは事実だと思います。

そんな中、トラリピの運営会社であるマネースクエアの顧客は

  • 業界平均の3倍以上の平均預かり残高
  • 極めて低い取引頻度(ギャンブル的な短期売買を繰り返していない)

といった状況になっており、「トラリピのおかげで比較的勝てている投資家が多い」という風に解釈できそうです。

まぁトラリピの運営会社が出している本なのでトラリピに有利なことを書くのは当たり前なのですが、これらは客観的事実でもあります。

第2章 実践の前にFXとトラリピの基本をおさらい

2章では見出しの通りFXとトラリピの基本的な事柄について触れられています。

為替相場がレンジ相場になりやすい理由や、個人投資家がプロに対抗できる理由などもあり、読んでいて「なるほど~」と思う部分もありました。

基本用語の復習にもなって良かったです。

第3章 「進化したトラリピ」を実践 ~決済トレール~

トラリピの機能の一つである「決済トレール」について、詳細な解説や検証、注意点などがまとめられています。

デメリットについてもしっかりと触れられていており好感が持てます。

決済トレールの仕様と注意点を改めて確認できたので、ここはトラリピユーザーならぜひ読んでおくことをお勧めします。

私自身、トラリピ設定の見直しも含めて色々と考えさせられるところがありました。

第4章 「高金利通貨&トラリピ」を実践 ~スワップ運用とトルコリラ/円~

高金利通貨(トルコリラ)の部分は、今となってはちょっと「お、おう…」って感じです。

この章に書かれていることはポジティブな内容が中心ですが、トルコリラは現状、暴落により悲惨な状況となっていますよね。

どういうメリットが書かれており、しかし実際にはどうなってしまったのか、その辺りを考えていくと面白いと思います。

私はトルコリラに手を出すつもりはないので流し読みしかしていません。

第5章 「トラリピのリスク管理」を実践 ~リスクの確認とツールの活用~

トラリピ(FX)のリスクとその管理方法について書かれた章です。

「らくトラ運用試算表」と「シミュレーション機能」についても具体的に触れられています。

また、各国の通貨の特徴がコラムとして1ページずつまとめられていました。

特徴やリスク特性、上昇要因・下落要因が分かりやすく記載されていて参考になりました。

第6章 トラリピ実践における課題を解く

  • 通貨ペア選び
  • レンジ幅の見極め方
  • トラリピ設定のメンテナンス方法

など、トラリピを使っていくに辺り気になる部分が解説されています。

こちらも現在のトラリピ設定を見直す上で参考になる部分が多かったです。

第7章 トラリピ実践者に聴く

トラリピ実践者2名へのインタビューが掲載されていました。

1名はブログも公開されていましたが、先ほど見てみたところ2016年で更新が途絶えていました。

巻末付録 運用に役立つQ&A

こちらはトラリピについてのQ&Aです。

ざっと見て認識があいまいな部分があれば読んでおいても良いでしょう。

巻末特別付録 過去10年間の騰落表

トラリピでも取り扱いのある通貨ペアについて、過去10年分の始値、終値、高低差などがまとまっています。

通貨ペア選びが終わっていない場合は参考になると思います。

この部分は最新の情報に更新されているようで、2008年~2017年の情報が載っていました。

最後に

キャンペーン特典として届いた『FX トラリピの教科書』は、トラリピを始めて1週間ほどの私にはちょうどいい内容でした。

そして実はこの本、メルカリで600円くらいで売れるんです…(私は売りませんが)。

中古を買うくらいなら(どうせFXやトラリピに興味があるんでしょうし)口座開設しちゃえばいいと思うのですが、そういうものでもないんですかね。

参考:資金100万円でトラリピ(FX)をスタート!設定・実績も公開

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