日計り信用取引⇒現引(現渡)コンボを利用して現物取引の手数料を節約する方法(SBI証券)

※以下の話はSBI証券を前提にしています。ほかの証券会社ではどうなっているかまでは確認していません。

現物取引には手数料がかかる

これまで、株の売買(現物取引)をするときは、普通に「現物買」あるいは「現物売」から注文をしていました。

当然、あらかじめ決められた手数料がかかります。

私はスタンダードプランにしているので、1回の注文で数百円は手数料が発生していました。

日計り信用取引は手数料が0円

しかし、最近になって日計り信用取引というものを知り、手数料を見てみたら…なんと無料となっているではありませんか。

約定金額が100万円以上の場合は金利・貸株料まで無料です。

現引(現渡)には手数料がかからない

でもでも、きっと現引(現渡)には手数料がかかるんでしょ、と思って調べてみても、特に注意書きのようなものは見つかりませんでした。

もともと現引(現渡)に手数料がかからないことは知っていましたが、それは日計り信用取引で作った建玉に関しても例外ではないようです。

実際に試してみたら、やっぱり手数料はかからなかった

どうやら理論上は手数料がかからないらしい。

だったらもう試してみるのが手っ取り早い、ということで、ちょうど売買したかった株があったので売りも買いも試してみました。

試したのは以下の2パターンです。

  1. NTTドコモを日計り信用売⇒現渡
  2. KDDIを日計り信用買⇒現引

約定履歴を見ると分かるように、手数料はかかっていません(100万円未満の約定金額だったので金利・貸株料は発生していますが、手数料に比べたら微々たるものです)。

普通にNTTドコモを現物売していたら、約定金額が298,050円なので手数料が税込198円かかります。

普通にKDDIを現物買していたら、約定金額が334,800円なので、こちらも手数料が税込198円かかります。

普通に現物取引をしていたら計400円弱の手数料が発生していたところ、日計り信用⇒現引(現渡)コンボを使ったことで、14円+16円=30円の金利・貸株料だけで済んでしまいました。

これはお得ですね!

日計り信用取引⇒現引(現渡)コンボの手順

改めて説明するほどのことでもありませんが、一応、手順を書いておきます。

  1. 現物が欲しい株(現物を売りたい株)を、日計り信用で買う(売る)
  2. 建玉を現引(現渡)する

これだけです。

最後に

今回は各100株の売買でしたが、損出しクロスをする時などは約定金額がもっと膨らみますから、それだけ節約できる手数料も大きくなります。

また、日計り信用では約定代金が100万円以上なら金利・貸株料も0円になるので、さらにお得になります。

これはもう使わない手はないでしょう。

注意点として挙げるなら、「一連の取引はその日のうちに完結させましょう」くらいでしょうか。

当たり前ですが、日計り信用取引を使っているので日を跨ぐのはNGです。

当日中に決済しないと、コールセンター手数料(インターネットコースのお客さまの電話による注文の手数料)がかかってしまうので、節約どころか損をすることになります。

普通にやっていれば日を跨ぐことなんてないでしょうから、大丈夫だとは思いますが。

それにしてもこの日計り信用取引⇒現引(現渡)コンボ、落とし穴はないのでしょうか。

お得すぎて心配になります。

もし落とし穴があるなら教えてほしいです。

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