手持ちの銘柄には含み益状態のものと含み損状態のものがあります。
そしてふと考えてみると、過去の売買をちゃんと振り返る機会を作っていませんでした。
というわけで、現在保有中の銘柄(REIT以外)について過去の売買を振り返ってみました。
その結果、サンプル数こそ少ないですが、上昇トレンドにある銘柄を買った方が勝率が高そうという結論に至りました。
私が選んでいる銘柄は基本的に配当利回りの高い銘柄ばかりという点は注意が必要です。
しかし、私の場合は今後も配当利回りの高い銘柄を中心に物色していくことを考えると、今後の売買をする上で大いに参考にすべき事柄なのではないかと思います。
現状
10/7時点の保有銘柄の状況はこんな感じです↓
含み益の銘柄(9銘柄中5銘柄)
まずは含み益となっている銘柄からチェックしていきます。
協和エクシオ
橙色と黄色の丸をプロットした辺りで購入しています(以後も同様)。
スクショは1年チャートですが、ここ3年ほど上昇トレンドが続いています。
エフティグループ
橙黄の丸で購入、青の丸で売却しています。
エフティグループは2012年の中ごろから上昇トレンドが続いている銘柄です。
ただし、何度か急騰しており、そのあとには大きく下げる傾向があります。
過去の急騰時のチャートを見るともっと下げているため含み損に転落する可能性もありますが、今後の業績が期待できそうなので握りしめています。
JT
今は含み益となっていますが、レンジ相場となっており含み損と含み益を行ったり来たりしています。
長期のチャートを見る限り、少なくとも上昇トレンドとは言えません。
KDDI
2012年ごろから上昇トレンドにありましたが、ここ数年は停滞気味です。
今年2月の急落後、戻り切る前に買えたので何とか含み益になっているといった感じです。
NTTドコモ
2013年ごろからの上昇トレンドが継続中です。
現状、最も含み益が乗っている銘柄でもあります。
含み損の銘柄(9銘柄中4銘柄)
ブリヂストン
長期で見れば上昇トレンドと言えなくもないですが、今年に入ってからは明らかに下落傾向にありました。
日産
短期で見ても長期で見ても、何とも言いづらいチャートをしています。
確かなのは配当利回りが今のところ高いということくらいでしょうか…。
キヤノン
こちらも、長期で見れば上昇トレンドと言えなくもありませんが、短期的には下落トレンド中で購入した銘柄です。
センチュリー21
ここ数年で上げ過ぎた分の調整をしているのか、はたまた下落トレンド突入なのか。
少なくとも2017年以降は下げトレンドと言って良いでしょう。
底を狙うよりも上げに便乗すべきか
利回りが高くなった銘柄を拾うというのは、株価の底を狙うということに近いです。
しかし、含み損益の状況を見る限りでは、短期的な急落で拾うならまだしも、ずるずると下げているところを拾うのはあまりよろしくなさそうです。
今回は触れませんでしたが、REITに関しても同様のことが言えそうです。
今までの主張通り評価損益は気にせず配当金の最大化を目指していくのか、それとも売買益も取りに行くのか…。
ここをはっきりさせないと、どちらが良いのかは判断できませんね。
両方取りに行くというのも選択肢としてはあります。悩ましい。
ちなみに、最近読んだ『ウォール街のモメンタムウォーカー』にも、同様の表現がいくつか記載、引用されていました。
- 市場を上回る銘柄を買うことのほうが、市場を下回る銘柄を買うよりも何倍も良い(ジョージ・チェスナットのアドバイス)
- 下降しているエスカレーターに乗っているものに賭けるよりも、上昇しているエスカレーターに乗っているものに賭けたほうがよい(ジャック・ドレイファスの投資哲学)
- 強いものを買い、弱いものを売る(ウィリアム・オニールのモットー)
実のところ、今回の記事を書いたきっかけは「この本を読んで思うところがあったから」です。
他にも気になる点がいくつか出てきたので、じっくりと検証して今後の投資方針に反映していきたいと思っています。