東京海上ホールディングスは国内最大級の保険グループ企業です。
国内での損害保険、生命保険事業はもちろんのこと、海外での保険事業や金融事業も行っています。
金融関係の銘柄を探している際に見つけて、業績が好調な割に配当利回りが高かった(調査時点で3.4%ほど)ので調べてみました。
業績・年間配当・配当性向の推移
期 | 経常収益 (億円) |
当期純利益 (億円) |
年間配当 (円/株) |
配当性向 |
---|---|---|---|---|
’09/3 | 35,031 | 231 | 48 | 164.8% |
’10/3 | 35,708 | 1,284 | 50 | 30.7% |
’11/3 | 32,886 | 719 | 50 | 54.1% |
’12/3 | 34,159 | 60 | 50 | 639.4% |
’13/3 | 38,577 | 1,295 | 55 | 32.6% |
’14/3 | 41,661 | 1,841 | 70 | 29.2% |
’15/3 | 43,279 | 2,474 | 95 | 29.3% |
’16/3 | 45,790 | 2,545 | 110 | 32.6% |
’17/3 | 52,326 | 2,738 | 140 | 38.5% |
’18/3 | 53,991 | 2,841 | 160 | 41.8% |
’19/3 (予) |
予想なし | 3,200 | 180 | 40.8% |
ここ数年の業績は順調に伸びてきています。
また、過去に業績が落ち込んだ年もありましたが、そのタイミングでも減配していないのは好感が持てます。
利益の大部分は東京海上日動と海外保険会社によるものと思われます(連結調整等の中身が分からないので何とも言えませんが…)。
また、東京海上日動の内訳を見ていくと、保険引受利益よりも資産運用等損益の方が大きいことが分かります。
「収入保険料ー支払保険金」を伸ばしていくことはもちろん重要ですが、資産運用でいかに利益を出すかも重要ということですね。
グループの資産構成は新中期経営計画に載っていました。
国内債券の割合が多いので、今後もし金利が上がってくれば収益の底上げ要因になることでしょう。上がる気配はありませんが…。
配当と株主優待について
配当の権利日と支払日
東京海上ホールディングスの権利確定日は3月末と9月末の年2回です。
目先では、
- 2019年9月26日
- 2020年3月26日
が権利付最終日(その日に株を持っていれば権利が貰える日)です。
配当金の支払日は一般的に権利確定日の約2~3ヵ月後です。
2018年3月に権利確定した分は6月26日、2018年9月に権利確定した分は12月11日に支払われたようです。
株主優待(実施なし)
東京海上ホールディングスは株主優待を実施していません。
今後の見通し
2019年3月期も増収増益予想となっています。
新中期経営計画を見てみると、ポートフォリオを分散させて安定性を増しつつ利益も伸ばしていくとのことです。
なかなか頼もしい数字が並んでいます。
そして株主還元については、
- 利益成長に応じて配当総額を持続的に高める
- 配当性向は35%以上とし、段階的に引き上げていく
- 自己株式取得等も機動的に実施
などと書かれています。
連続増配を大々的に掲げており、また過去も減配は避けてきたことから、今後も一時的に苦しい状況となった場合も増配を続けていくのではと私は考えています。
売買の履歴
取得時の配当利回りは3.5%弱となってしまいましたがまぁOKです。
約定日 | 売買 | 取得単価 | 保有株数 |
---|---|---|---|
18/10/25 | 買 | 5,151円 | 100 |
18/12/18 | 買 | 5,284円 | 200 |