配当金に関するニュースがないかと物色していたら、ZUU onlineに『高配当でも注意したい銘柄の特徴は?』という記事がありました。
どうやら記事といっても、『株初心者も資産が増やせる高配当株投資』という書籍の一部を抜粋・編集したものだそうです。
全4記事で、当たり障りのない情報が主でしたが一通り読んでみました。
高配当でも注意したい銘柄の特徴は?
見出しを拾っていくとこんな感じでした↓
- 高配当株でも投資に適さない銘柄や注意すべき銘柄
- 株価や配当が大きく下がりそうな銘柄は避ける
- 企業の実力以上に配当性向が高すぎる銘柄は要注意
- 利益を超えた配当を出している銘柄は要注意
- 利益を超えた配当を出している高配当株の例(SANKYO)
- 配当利回りが高めだが割高な銘柄は避ける
- 減配の発表で一気に急落した高配当株の例
- 記念配当や特別配当で維持している銘柄は要注意
- 特別配当で配当利回りが高い銘柄の例(丸三証券)
- 高配当株でも業績変動が大きい銘柄は要注意
- 景気低迷期に落ち込んだことのある景気循環株の例(三晃金属工業)
- 高配当株でも有利子負債が多い銘柄は避けたい
株価が大きく下がりそうかどうかはともかく、配当が下がりそうかどうかは過去の配当状況と業績予想を見ればある程度は分かりそうです。
株価が下がりそうかまで分かれば、それこそ空売りを仕掛けたっていいくらいですし、わざわざ配当金にこだわる必要もないでしょう…。
配当性向がやたらと高くタコ足気味になっているところや、記念配当・特別配当で利回りが上がっている銘柄を避けるのはその通りだと思います。
業績変動が大きい銘柄は個人的には避けたいですが、変動がありながらも伸びていきそうな銘柄であれば、落ち込んだ時に拾っておくのは有りだと思います。
新興市場の配当株の選定ポイントは?
こちらの見出しはこれ↓
- 東証二部や新興市場からも高配当株を探す
- 東証一部以外にも市場がある
- 東証二部や新興市場にも高配当株がある
- 二部・新興市場銘柄は一部銘柄と違った値動きもある
- 高配当をもらいながら東証一部昇格を待つ
- 東証二部・新興市場の高配当株選びと注意点
私はもともと東証一部にこだわっていませんでしたので、今さら二部や新興市場もあるよと言われてもフーン…といった感じです。
ただ、銘柄を絞り込んでいくと結果的に東証一部の銘柄が多くなってしまうのは仕方のないことだと思います。
私が保有している東証一部以外の銘柄はエフティグループとセンチュリー21だけでした(リートは除く)。
株価が下がったときに取るべき3つの対処法とは
見出しです↓
- 景気循環の長期化と株価下落要因を考えておく
- 景気の波は上下動を繰り返す
- 景気循環のサイクルが徐々に長くなっている
- 東京オリンピックの前年(2019年)から景気後退?
- 消費税増税も懸念材料
- 株価の大幅下落の恐れも
- 高配当株も市場の長期下落では低迷を避けられない
- 株価低迷期の対処法
- 周期のある高配当株は秋に買って春に売る
この辺りは高配当株投資かどうかに関わらず長期投資をするなら知っておきたいポイントですね。
対処法の1つとして紹介されていたのは「定期的な買い増し」でした。
もちろん、保有銘柄が景気悪化時に耐えられるという前提だとは思います。耐えられそうになければ早く売らないと手遅れになりますからね。
周期のある銘柄を秋に買って春に売るというのは、後から振り返れば簡単そうですが実際に行うのは難しそうです。
とういか、配当金狙いなはずの高配当株投資でここまでするくらいなら、普通に売買益を狙っていけばいいと思います。
配当金狙いと売買益狙いを両立させようとすると、売買益狙いの方が楽しい(射幸心が煽られやすい)ので売買益狙いに流れがちです。
「高配当株投資」に適さない業種は?
- 高配当株が多い業種と少ない業種
- 証券
- 商社
- 保険
- 銀行
- 石油
- 鉄道・バス
- 食品
- サービス
- 電力
- 高配当株投資に適した業種
- 高配当株投資に適していない業種
銀行や保険の銘柄は高配当株投資に適しているそうです。
ただしリーマンショックのような金融業界に大打撃となるような事態には弱いとのこと。
逆に、鉄道・バスなどのディフェンシブ株や証券のような景気敏感株は高配当株投資には不向きだそうです。
長期的に見て配当金がしっかり貰えそうならどちらでも良いとは思いますが、長期投資をするならやっぱりある程度の安定感は欲しい部分でもあります。
最後に
で、どの銘柄を買えばいいんだい?って思っちゃいますねどうしても。
この本の構成をAmazonで見ていたら具体的な銘柄は掲載されているようでした。
序 章 資産を増やしたいなら高配当株投資
第1章 高配当株探しの基礎知識
第2章 高配当株の買い方・売り方とタイミング
第3章 中長期の資産形成の視点と高配当株投資
第4章 これから注目の投資テーマと高配当株の多い業種
第5章 中長期で持ちたい厳選高配当株
4章もちょっと気になります。2018年7月に出版された本なので情報もそこまで古くはないはずです。
そういえば投資系の雑誌は買っていますが配当金投資の本は買ったことがなかったかも…ということでポチりました。
読んでいた記事の狙い通り本を買わされてしまいましたが、まぁいいでしょう…。
本を読み終えたら何らかの形で記事を書きたいと思います。