株価が下がって含み損が膨れてくると気になりますよね。
私は今(2018年9月7日)まさに気になっている最中で、少なからずストレスも感じています。
しかし、株の含み損は気にしないで放置しておけばいいのです。
自分のメンタルを改善するためにも、その理由を書いていこうと思います。
前提条件
配当金狙いの投資をしている
私は配当金狙いの、短期か長期かで言えばかなり長期の投資をしています。
しかしこれが短期投資の場合は全然話が違ってきます。
また、値上がり益重視の場合も当てはまらないかもしれません。
「いい銘柄」を買っている
業績が安定していて配当をきっちり出してくれる銘柄を買っていることが前提となります。
この前提が崩れていると、含み損を放置していたら倒産や上場廃止といった可能性も出てきます。
業績が悪化したときに、それは単なる業績の変動の一部なのか、それとも企業として根本的に厳しい状態に陥ってしまっているのかを見極めるのが大切です。
もっとも、この「いい銘柄を買う」というのが難しいのですが、私は連続増配年数や業績の推移、それと株主還元姿勢などをもとに判断しています(もちろん、それが正しいかは分かりません)。
参考:運用成績(保有銘柄も分かります)
株の含み損を放置していい理由
一番大事なのは将来の配当額
配当金狙いの投資をしているので将来の配当額さえ下がらなければ問題ありません。
そのために、できるだけ安定して配当金を出している銘柄を選んでいるのです。
株価が下がったからといってそれが配当金の減少に直接つながるわけではありません。
株価が下がる理由としては、株式市場全体の雰囲気や個別銘柄の悪材料があります。
その株価下落の大元となるものが配当額に影響を及ぼさない限り、含み損が膨らんだからといって気にする必要はありません。
減ろうが増えようが、どのみち使うことのない資産で投資している
いま株を買って運用している資産は、いずれどこかのタイミングで現金化して物やサービスの購入などで使う予定なのでしょうか。
少なくとも私は、株価上昇で資産が増えたとしても、それを崩して消費に充てることは想定していません。
利確した場合も他の銘柄の購入に充てます。
要するに、含み損が増えた(=株価が下がった)からと言って将来使えるお金が減るわけではないのです。
評価額が増えようが減ろうが、受取配当金の額が増えていっていれば良いということです。
含み損に勝つ方法
含み損は買い増しの判断材料
含み損になったら落ち込むのではなく、むしろ買い増しのチャンスととらえましょう。
株を買う時は誰しも「この株価ならお買い得!」と思ったタイミングで買うはずです。
それでも、その時の株価から値下がりしてしまっているから含み損なのです。
つまり、含み損があるということは「お買い得と思った株価よりもさらにお買い得」な状態を意味しています。
買い増しのタイミングを考えるのはそれはそれで難しいですが、ポートフォリオのバランスや投入可能な追加資金と相談しながら、適宜買い増しをしていきたいところです。
含み損に勝つために必要なのは入金力
含み損になった時に買い増しができれば、持ち株数が増えて受取配当金の増加につながります。
そして長期的に見れば株価は上昇していきますので、買い増しによって平均購入単価が下がっていることにより含み損の解消も早められます(銘柄の分散は必要です)。
ですので、含み損になったときに買い増しできるだけの入金力はとても重要です。
最後に
そんなわけで、含み損になったら放置していい理由を思い出して放置しておくか、買い増しするための入金力を鍛えていくかするのがオススメです。
ただし、保有銘柄の将来の業績に致命的な問題がないかどうかは気にしておきましょう。