ウェルスナビに800万円突っ込んで大損したくせにこんなことを言うのもアレですが、簡単に投資をしたいならやっぱりウェルスナビ(WealthNavi)がいいと思います。
特に定期積立(正式名称は自動積立)。
残念ながら私は自力で利益をつかみ取りたいタイプの人間なので、時間をかけて銘柄を調べて自分の判断で売買をしています(ウェルスナビも利用しています)。
それでも長期的な成績でウェルスナビに勝てるかは分かりません…。
なぜ定期積立がいいのか
定期積立というのは、例えば「毎月1万円分の投資商品を買う」といった投資スタイルです。
メリットとしては、
- 購入時期を分散できるので高値掴みを回避できる
- 自動的に銀行口座から引き落として投資してくれるので楽
- 資金を一気に投資するよりも精神的に安定する
といったものが挙げられます。
なぜウェルスナビがいいのか
ウェルスナビとは、資産運用の王道である 「長期・積立・分散」をサポートしてくれるサービスです。
このようなサービスはロボアドバイザーとも呼ばれ、事前に決めたプランに沿って自動的に資産を運用してくれます。
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他のロボアドバイザーとの違い
ウェルスナビ以外のロボアドバイザーにはTHEO(テオ)や楽ラップなどがあります。
- 手数料
- ポートフォリオ(運用のために購入する上場投資信託等の構成)
- 定期積立ができるか
- 最低投資金額がいくらか
などが、ロボアドバイザーの種類によって異なっています。
一方で、根本的にやっていることはどこも同じで「長期・積立・分散」という王道の資産運用です。
ウェルスナビでいいと思う理由
ウェルスナビを選んだ理由はこんな感じです↓
- 手数料が安め
- 運用実績が比較的良好
- シンプルで使いやすそうな雰囲気(実際、使いやすいです)
- 多くの人が利用している(預かり資産、運用者数ともにNo.1)
私はロボアドバイザーの利用を始める前に、これらを細かく比較してくれているサイトをいくつか見て回り、公式サイトもじっくりと見ました。
「ロボアドバイザー 比較」といったキーワードで検索すればたくさん記事が出てくると思います。
これらを読んで比較検討するのは、正直なところけっこう面倒でした。
そして得られた結論は「ウェルスナビで良さそう」で、理由は上記の通りです。
特に、色を付けた「多くの人が利用している」というのは意外と馬鹿にできません。
↓
ウェルスナビを運営している会社が儲かる
↓
しっかりと継続してウェルスナビを運営してくれる
ということになります。
逆に、利用者が少ないロボアドバイザーを利用していると、もしかしたら数年後にサービス終了…なんてことになるかもしれません。
さすがに利用者の資産は保護されるでしょうけれど、楽をしたくてロボアドバイザーを利用しているのにそんなゴタゴタに巻き込まれてはたまりませんからね。
一番安心できて、投資していることすら忘れられるようなところに資産を預けるのが一番です。
実際、多くの人が「ウェルスナビが良い」と判断したからこその「預かり資産、運用者数ともにNo.1」ですからね。
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ウェルスナビに向いているのかチェック
ウェルスナビは良い資産運用サービスだと思いますが、万人に最適というわけではありません。
ですので、ここで簡単にチェックしてみましょう。
■投資は怖いと思っている
投資に対する恐怖心が強いなら、ウェルスナビに限らずまだ投資には手を出さない方が良いです。
無難に銀行預金にしておきましょう。
心の平穏が何よりの資産です。
■投資でがっつり稼ぎたいと思っている
ウェルスナビでは短期間で資産を2倍、3倍に増やしていくのは困難です。
がっつり稼ぐなら株式やFX、不動産、そして投資や投機などについて幅広く勉強し、損も出しながら実践を繰り返していく必要があります。
■大儲けは狙わないけど自分でも売買をしたい
自分で売買する以上はそれなりに投資手法を勉強し、実践を積み重ねて力をつけていくほかありません。
ウェルスナビでは自分で銘柄を選んで売買するわけではないので、このタイプの人には向いていません。
(私はこのタイプですが、めちゃくちゃ自信があるわけでもないのでウェルスナビも使っています)
■簡単に、楽に投資をしたい
ウェルスナビはこのタイプの人にオススメです。
個別に株などを買うよりも手数料がかかりますが、銘柄を調べたり勉強したり…といったことに時間を割かなくて済むのでとても楽です。
定期積立と併用すれば精神的にもかなり楽になります。
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ウェルスナビのここが気になるQ&A
リスクは無いの?
もちろんリスクはあります。
ウェルスナビに限らず投資をする以上、元本割れとなるリスクは常に伴います。銀行預金でさえ、インフレ(物価の上昇)に弱いというリスクがあるくらいです。
それでも、
適当に・気分で・ 感情的に株などを売買
するよりはよほど低リスクと言えます。
ちゃんと資産は増えていくの?
長期的には増えていくはずです。もちろん「絶対」はありませんが。
世界経済は○○危機や○○ショック、あるいは天災に見舞われながらも、長期的に見れば着実に成長してきています。
資本主義経済という仕組み上、これは必然のことなのです。
しかし、資本主義経済が崩壊しない限り、長期的に見れば経済は成長を続け、その恩恵を受ける形で資産も増えていくはずです。
逆に、「世界経済はもうダメだ」と考えているのでしたらロボアドバイザーはダメです。買いの方向でしか運用していませんから。
お金を銀行に預けておくか、株の空売りでもした方がいいです(オススメはしませんが…)。
手数料は高すぎない?自分で運用した方がいいのでは?
これはウェルスナビを始める前に私も思いました。
ウェルスナビで購入する投資信託(ETF)の構成は公開されていますし、それに合わせて自分で運用した方が手数料分安くできてお得なのでは?と。
しかし、色々と調べた結果、「これは手数料払ってお願いした方がいいや…」という結論に至りました。
まず、ウェルスナビで購入しているETFは海外のものです。これを自分で購入するには、
- 証券会社に口座開設
- 管理画面の操作方法を理解
- 海外ETFの取引をできるようにする
- 投資すべき金額を計算
- 実際に取引
といったことを自分でしなければなりません。
さらに、状況に応じて資金追加、リバランスもする必要があります。
私は証券会社の口座を持っていて操作方法もある程度は分かっていますが、それでも面倒に感じました。
しかも、海外ETFの購入には証券会社の売買手数料や為替手数料がかかってきます。
ウェルスナビではその辺の諸々の手数料は込みで運用資金の1.08%(年率・税込)となっていますから、あながち高くはありません。
取引に慣れていてきっちり運用できるだけの知識がある方は、自分で運用した方が安上がりです。
でも、それができない人は時間的にも金銭的にもウェルスナビの方が安上がりだと思います。
下落相場はつらくない?
ウェルスナビに資金を突っ込んで早々に株価が下落していった場合を想像してみましょう。
最初の段階で投資用の資金を全部突っ込んでいたらめちゃくちゃつらいです。私はこれをやらかしてしまい損切りしました…。
でも、定期積立をしていれば大丈夫です。
【定期積立】
毎月一定額ずつ資金を投入していく投資方法。高値掴みを回避でき、精神的不安を軽減できる。
ではここで、定期積立をしていた場合を考えてみましょう。
運用開始早々に下落相場に突入すると…
- 投資金額はまだ小さいので大した痛手には感じない
- 定期積立のため安くなったタイミングでも購入でき、平均取得価格を下げられる
- 安く買えてラッキーと思える
運用開始後だいぶ経って下落相場に突入すると…
- それまでの上昇相場でできた含み益があるから安心感たっぷり(「損をしていない」というのはとても大きな心の支えになります)
- それまでに分配金も貰えている
- 直近に比べれば安く買えるのでラッキーと思える
というわけで、定期積立にしておくと、どう転んでも精神的負担は小さいままなので、着実に資産を育てていくことができます。
すごいぞ定期積立!
ちなみに、ずっと上昇相場が続くなら…それはそれでひたすら含み益が増えていきますから、考えるまでもなくハッピーです。
最初に全力で突っ込むと痛い目に遭う可能性がありますから、特段の理由がない限りは定期積立をおすすめします。
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長期投資で損をするケースとは
ずばり、株価下落で含み損になった時に耐えられず損切りをしたケースです。
要するに、長期投資のつもりだったのに長期間保有し続けられず損失を確定させてしまった場合です。
主な敗因としては、
- 自分のメンタルの弱さ
- 無理のある投資金額
が挙げられます。
しかし残念なことに、「自分がどのくらいの投資金額までなら正常なメンタルでいられるか」は暴落してみないと分からないんですよね…。
「100万円くらいならいけるだろうと思って投資したけれど、一瞬で10%減ったらビビッて売っちゃった」とか、よくある話です。
じゃあどうすればいいのかというと、やっぱりこれも定期積立で解決できます。
毎月一定額ずつ積み立てていくので、投資資金の総額は徐々に増えていきます。
たいていは投資総額が大きくなる前に株価の急騰や急落を経験できるので、徐々に徐々にメンタルを鍛えていくことができます。
すごいぞ定期積立!
定期積立パターンの例
定期積立のパターンを3つ考えてみました。
毎月1万円ずつ積み立てたい場合
これは簡単です。
毎月1万円ずつ積み立てる設定にすればいいだけです。
ただし、ウェルスナビは最低投資金額が10万円となっているので、最初だけは別途10万円を入金する必要があります。
投資用資金が100万円ある場合
投資用資金が100万円あるなら、ドンと100万円入金しちゃおう!…ってのはNGです。
この投資用資金を10分割や12分割して、1年くらいかけて徐々に積み立てていくべきです。
毎月、8~10万円くらいずつ積み立てていく感じです。
この先も投資用資金が増える見込みがないなら、もっと長い期間に分散させても良いでしょう。
どんなに目先の株価が上がりそうであっても、一気に全額を突っ込んではいけません。私みたいに大損します。
投資用資金が100万円あり、さらに毎月1万円の積立予算もある場合
これも先ほどのパターンと同様で、まずは100万円を10~12分割くらいにして毎月積み立てていきましょう。
毎月の積立予算もあるので、その分も上乗せして積み立てていってもいいですし、100万円分の投入が終わってから1万円ずつ入れていってもいいです。
まとめ
- 簡単に投資をしたいならウェルスナビがおすすめ(利用者数No.1のロボアドバイザー)
- よほどの理由がない限りは定期積立をしよう(高値掴み回避&メンタルの安定)
特に強調したいのは2つ目です。
楽に、時間をかけずに投資をしたいと考えているなら、極力自分の感情や思考が入り込めないように定期積立を利用した方が良いです。
積立の設定だけしておいて、数年後に気づいたら資産が増えてました!みたいなのが一番いいですね。
参考1:ウェルスナビの始め方。口座開設から入金、運用状況の確認まで
参考2:【毎月更新】ウェルスナビの運用実績
⇒ウェルスナビ(無料で最適な運用プランを診断できます)