タイヤ業界で世界首位を走るブリヂストン。
ここ10年近く増配を繰り返してきており、直近の配当性向は約40%となっています。
私が購入した5月1日時点での配当利回りは3.5%でした。
何となくまだ下がる気がしますが一生下がり続けるわけでもないでしょうし、とりあえずで買っちゃいました(後から、ちょっと早まったかなと思いました)。
…が、11月時点で、やはり利回りが今一つ物足りないということで売却しています。
業績・年間配当・配当性向の推移
期 | 売上高 (億円) |
営業利益 (億円) |
年間配当 (円/株) |
配当 性向 |
---|---|---|---|---|
’09/12 | 25,970 | 544 | 16 | 1,203.0% |
’10/12 | 28,616 | 1,479 | 20 | 15.8% |
’11/12 | 30,243 | 1,793 | 22 | 16.7% |
’12/12 | 30,397 | 2,850 | 32 | 14.6% |
’13/12 | 35,680 | 4,381 | 57 | 22.1% |
’14/12 | 36,739 | 4,780 | 100 | 26.1% |
’15/12 | 37,902 | 5,172 | 130 | 35.8% |
’16/12 | 33,370 | 4,495 | 140 | 41.3% |
’17/12 | 36,434 | 4,190 | 150 | 39.9% |
’18/12 | 36,501 | 4,027 | 160 | ― |
’19/12 (予) |
36,900 | 4,100 | 160 | ― |
2009年12月期の配当性向がぶっ飛んでいるのは純利益が著しく低かったためで、まぁ無視していいでしょう。
2010年12月期以降は利益の増加を上回るペースで増配を繰り返していて、それに伴って配当性向も伸びてきています。
配当性向は20~40%を目安にしているとのことなので、ここ数年で上限に達しているのかなという印象です。
配当につきましては、当該期の業績、財政状態に加え、中期的な利益見通し、投資計画、キャッシュ・フロー等を総合的に勘案して、連結配当性向20%~40%を目安に、安定した配当を継続的に実施することで、株主の皆様のご期待におこたえしてまいりたいと考えています。
出典:ブリヂストン公式サイト
配当性向が上限に達したということは、今後も配当を増やしていくには業績を伸ばしていくしかありません。
では肝心の業績はどうなのかというと、ここ数年は上下しながらもほぼ横ばいといった感じです。
一応、2019年12月期の予想は増収増益予想となっています。
自己資本比率は60%前後で推移しておりキャッシュフローも安定しています。
リーマンショックのようなことがない限りは、急成長はなくとも堅調に推移していくのではないかと思っています。
配当と株主優待について
配当の権利日と支払日
ブリヂストンの権利確定日は6月末と12月末の年2回です。
目先では、
- 2019年6月25日
- 2019年12月26日
が権利付最終日(その日に株を持っていれば権利が貰える日)となっています。
配当金の支払日は一般的に権利確定の2,3ヵ月後です。
私がブリヂストン株を保有していたころの2018年6月に権利確定した分は、2018年9月3日に支払われました。
また、2017年12月に権利確定した分は2018年3月26日に振り込まれたというブログ記事を見つけました。
株主優待(実施なし)
ブリヂストンは株主優待を実施していません。
日経平均と比べてみると…
直近5年間の株価の推移を日経平均と比べてみました。
ブリヂストンの株価は日経平均とほぼ連動しているように思えますが、2018年に入ってからは大きく下に乖離しているようです。
これを見ると「買いでは!?」と思えてきます。
次に直近10年間で比較してみましょう。
10年前と比べると、日経平均を遥かに上回るペースで株価が上昇してきたことが分かります。
これを見て、「もっと落ちても不思議ではない」ととらえるか、「日経平均よりポテンシャルが高いのだから買い」ととらえるかは人それぞれだと思います。
利回りは十分なので買う…と言って買ったものの…
タイヤ業界で世界首位を走る企業の配当利回りが3.5%なのですから、まぁ買いでいいでしょう。
利回りが全然だと下がった時に手放したくなったり、なんでこんな株買ったんだ…と自己嫌悪に陥ったりしがちです。
株価が下がっても持っていられるか、むしろ買い増しできるか。
そんな風に考えたときにブリヂストンは大丈夫そうだと感じたので買いです、買い。
…と言って買いましたが、そこからも色々と銘柄を調べたりなんだりしていく中で、やはり3.5%という利回り&業績・株価の推移を見るとちょっと物足りなく感じるようになりました。
そこで11月に損切りし、他の銘柄を買うことにしました。
2018年12月期決算
2月15日に2018年12月期の決算発表がありました。
3Qで業績予想を修正していたので、ほぼ予想通りの着地となっています。
来期は増収増益予想ですが、配当は据え置きです。
なお、決算発表と同時に最大7.6%の自社株買いが発表されました。
ただし決算説明資料には「さらなる成長の為の投資、自己株式取得資金等に充当する為、社債発行を予定」と書かれています。
売買の履歴
約定日 | 売買 | 約定単価 | 保有株数 |
---|---|---|---|
18/05/01 | 買 | 4,571円 | 200 |
18/11/09 | 売 | 4,230円 | 0 |
コメント
ブリヂストンはアルゼンチンに工場があって、通貨安で円建ての収益が目減りする?みたいな理由で下げてる説が出てきてますね。
トルコの余波ですかね…てかこんなの一般人には想像もつかないですわw
相場ってどこから弾が飛んでくるかわかりませんね。本物の戦場に近いんだと再認識させられます。本当に難しいです。
そういう説もあるのですね、ありがとうございます。
>本当に難しい
これはほんと同感です。
私はもし3500円くらいまで下げるならその時は買い増しかなぁとぼんやり考える程度です。
持株会って形で、去年の9月から買い始めました。お金貯めて違う銘柄を買った方が良かったかしら、とか。10年前からやってればぁとか色々思うところ有りです。
タラレバは私もよくあります。
答え合わせは何年後ですかねー。