グリッドトレードはレンジ相場に強いトレード方法なので、FXで使われるのが一般的かと思います。
そんなグリッドトレードを、あえて株でおこなう理由は以下の通りです。
- 株のほうが収益機会が多い(高いボラティリティ)
- レバレッジをかける必要がない(強制ロスカットがない)
- 高値更新による出口が期待しやすい
- 塩漬け時も銘柄によっては配当がもらえる
- 手数料がかからない
株のほうが収益機会が多い(高いボラティリティ)
たとえば米ドル/円が1日で10%も上下したら大ニュースになりますが、個別株がストップ高やストップ安になることは日常茶飯事です。つまり、そのくらい為替よりも個別株のほうが価格変動が激しい(=ボラティリティが高い)のです。
グリッドトレードは相場の上下によって収益を得る方法ですから、株のほうが収益機会が多いということになります。
レバレッジをかける必要がない(強制ロスカットがない)
そもそも、FXではなぜレバレッジをかけるのが一般的なのかと言うと、前述の通りボラティリティが低いからです。逆に言うと、株はそれなりにボラティリティが高いのでレバレッジをかける必要がありません。
レバレッジをかけていなければ、仮に株価が暴落したとしても強制ロスカットになることはありません。また、証拠金という概念も必要ないので、資金の管理が大幅に楽になります。
高値更新による出口が期待しやすい
グリッドトレードのポジションは基本的に含み損です。そして、ポジションが大きければ大きいほど含み損の額も大きくなります。それでもコツコツと利益を確定していくことで長期的には「確定利益+含み損」がプラスになることを期待している投資法なのですが、そうであっても出口戦略を用意しておくに越したことはありません。
出口戦略の1つとしては、含み損がなくなったタイミングでの手仕舞いが考えられます。運用開始時よりも相場が上がっているタイミングで、含み損なしで手仕舞いするというパターンです。
株であれば長期的に成長が期待できる銘柄を選ぶことで高値更新の可能性を高めることができ、高値更新時に手仕舞いできる可能性も高められます。一方、為替の場合は2国間の金利や情勢などに左右されるので、長期的に相場がどう動くかを予想しづらいです。個別株のほうが長期的な動向を予想しやすいため、高値更新による出口を期待しやすいというわけです。
塩漬け時も銘柄によっては配当がもらえる
個別株の場合、銘柄によっては株価の上昇が思い通りにいかないこともあるでしょう。しかし、安定して配当を出している銘柄であれば、たとえ塩漬け状態(トレードによる利益は発生し続けている)になったとしても、トレード以外にも配当による利益が期待できます。
その点、FXではスワップポイントがもらえるケースもありますが、ポジションによっては逆にスワップポイントを支払わなければならなかったり、もらえていたスワップポイントが少なくなってしまうこともあります。
また、配当は業績が安定している企業であれば減配されづらいですが、スワップポイントは金利差によるものなので、「1国ががんばったからスワップポイントが増える」といったことはありません。
銘柄選定の必要はありますが、スワップポイントよりも配当のほうが保険的な効果が期待できると考えています。
手数料がかからない
昨今、ネット証券における現物や日計り信用での取引は手数料無料というのが一般的です。つまり、株のグリッドトレードでは手数料がかかりません。
しかし、FXでは手数料こそ無料の場合が多いものの、売値と買値の差額(スプレッド)というコストが発生します。
小さな利益を積み重ねていく投資法だからこそ、ちょっとしたコストであっても無いほうがいいのです。